砂ビルジャックレコード

カルチャーの住民になりたい

2020-01-01から1年間の記事一覧

なんかいろいろ(ステイホーム中のくらしとか)

この自粛機関の中で音楽ライブやネタライブの開催ができなくなった。アーティストたちはオンライン上でフェスをすることを考え、このGWでいくつもの企画がたちあがっている。僕らは家にいながらフェスを、基本的には無料で、しかも複数の、しかも入退場自由…

ホテルは常に輝いていて

習慣というのは恐ろしいもので、不特定多数の人物がいるごはん屋さんに留まることに抵抗感が生まれてしまった。家と違う環境、違うテーブル、違う椅子、違う食器で食べるのが好きだったのに、ひとつひとつ心の壁が生まれるように見えない何かのせいで急に怖…

初恋とはなんぞや(『初恋』観たマン)

『初恋』を観た。 www.youtube.com 「初恋」という言葉ほど外面が良すぎるものもないだろう。言葉から漂うロマンチックやスイートさと裏腹に、ほとんどの初恋の後味は苦くジャリジャリとして、弱い呪いのように大人になった今日でも、わずかに自分の中に在留…

レトルトに生卵

もう一週間経つというのに志村けんロスが癒えない。ようやくこの間の追悼2時間SPを見れたというのもあるが、「面白い」と判断するセンスの一部分となった人があんなかたちでいなくなってしまったのがショックだった。 その2時間SPでは、研ナオコとの「なまた…

ハッピーエンド平面説(『ラブ・セカンド・サイト』観たマン)

『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』をオンライン試写会で観た。 目覚めると 一目惚れした妻との出会いはなかったことに!映画『ラブ・セカンド・サイト』予告編 「関東地方は今日の深夜から早朝にかけて雪が降り積もるでしょう」と、キ…

人生ってワンカット(『1917 命をかけた伝令』観たマン)

『1917 命をかけた伝令』を観た。 www.youtube.com 1917年はロシア革命があった年ということを今でも覚えている。その理由はネタ番組で観たドランクドラゴンの家庭教師というコントだった。語呂合わせで歴史の年号を覚えるというくだりで、家庭教師役の塚っ…

魂を背負っていきる(『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』観たマン)

『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』を観た。 グザヴィエ・ドラン最新作『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』特報 なんだか物の順序が気になってムズムズすることがある。たとえば、ブックオフの漫画コーナーで、並べられた漫画が5巻、6巻、6巻、7巻、6巻…

テラスハウスとタピオカの話をしているけど私はギャルではない

ここ最近のテラスハウスの展開が恐ろしくて、次回以降がはやく見たい。今回のシーズンにおけるクライマックスであろう。新メンバーのにいにい(社長)が入居した途端からフルスロットルで持ち味を発揮しているからである。 狙っている女性に対して、押しの一…

身体的障壁と大人への障壁(『37セカンズ』観たマン)

『37セカンズ』を観た。 映画『37セカンズ』予告編 スマートフォンをいじりながら「ああ、もうこんな時間が経っている」の気づきを、人生であと繰り返すのだろう。でも、この数分の無駄も明日になれば忘れてしまう。最短で1時間後には忘れている。無駄遣い…

テレビの向こうは何がある(『さよならテレビ』観たマン)

『さよならテレビ』を観た。 薄っぺらいメディアリテラシーはもういらない!映画『さよならテレビ』予告編 メディアに関するWebの記事やツイート限りの情報だが、テレビの主な視聴層は60代以上で、テレビ局もそれをターゲットにした番組作りをしているらしい…

VS virus

コロナウイルスの影響がすさまじい。特に、映画、音楽、スポーツが好きな私にとっては大打撃である。行く予定だったライブも延期になり、当日は申し訳無さそうにカレンダーアプリがその日の予定を通知してきた。 そういう週末の楽しみだけでなく、日常にも脅…

なんかいろいろ(さらば藤井とか山里亮太の1024とか)

占いは比較的信じる方だ。いい事だけを信じるみたいな人はいるが、私は逆で、悪く書かれている内容を信じてしまう。「体調の変化に注意!」であれば、なるべく冷たいものは避けようと思うし、「仕事先で思わぬトラブル」とあれば、いつも以上に入念に資料な…

エル・ファニング大好きおじさん(『ティーンスピリット』観たマン)

『ティーンスピリット』を観た。 映画『ティーンスピリット』(1/10公開)予告 ひとりの部屋で流す音楽ほどの精力増強剤ってあるのだろうか?家に戻ってきて、居間の灯りをつける。アウターを脱いで、手洗いうがいをしたら準備完了。かけたい音楽を大きい音量…

歴史になって分かること(『ジョジョ・ラビット』観たマン)

『ジョジョ・ラビット』を観た。 タイカ・ワイティティ監督がヒトラーに!映画『ジョジョ・ラビット』日本版予告編 子供の頃に、ピンときていないことが、今振り返ってみると歴史のとんでもないひとコマだったということがある。関東に住んでいた私の場合で…

階段映画の時代(『パラサイト 半地下の家族』観たマン)

『パラサイト 半地下の家族』を観た。 第72回カンヌ国際映画祭で最高賞!『パラサイト 半地下の家族』予告編 2月のアカデミー賞に向けて、なんだか映画について詳しくない人たちもソワソワする季節になってきた。ちょっと前まで『ジョーカー』が、映画の話題…

永遠のパワースポット・千葉

子年あるあるをひとつ。ディズニーランドが取り上げられがち。ディズニーランドの看板キャラクター、ミッキーとミニーが子年のポップアイコンとしてニュースに露出する。そしてその次週には浦安市の新成人がミッキーと戯れる。 こうやってディズニーランドが…

令和の張り込み方(『エクストリーム・ジョブ』観たマン)

『エクストリーム・ジョブ』を観た。 www.youtube.com テレビや映画を観ていると「あれって、元ネタなんなの?」と気になる瞬間が生まれてくる。たとえば、刑事ドラマ。犯人を確保しようと、電信柱の影から昼夜に渡って犯人の張り込みを行う先輩刑事、そこに…

ゾンビと共に生きる(『ゾンビランド ダブルタップ』観たマン)

『ゾンビランド ダブルタップ』を観た。 www.youtube.com 人間、死にたくなるときはあるけど、生きていればきっといいことがある。そのことをエンターテインメントを介して強く教えられた。生まれる前に解散していたバンドの再始動、伝説の漫才師の復活、あ…

2019俺のハマった楽曲ベスト10について書かせてください

Spotify芸人として生きてきた2019年。鼓膜はだいたいSpotifyかradikoに支配されている私が選んだ10曲です。公開が2020年になっちまったけどお納めください。 10位:Balloon/chelmico chelmico「Balloon」 「売れたよねえ」「まだまだ売れるなあ」と、多方面…