砂ビルジャックレコード

カルチャーの住民になりたい

2016-01-01から1年間の記事一覧

2016ハマった楽曲ベスト10について書かせてください

アーティストの皆様、今年も素敵な音楽を作ってくれて感謝感謝でございます。個人的にお耳の恋人になった曲をまとめたかったので書かせてくださいよ、お願いします。俺の心のベスト10。 10位:Kiss Me/lyrical school リリスクちゃんは、今年出したアルバム…

2016年劇場公開映画ベスト10について書かせてください

今年も「映画観たマン」で細々と感想を綴ってまいりましたが、私の好みでベスト10を付けさせていただきましたので、参考までにご覧くださいませ。2016年は怪物級の作品が多かったので10本選ぶことさえ、すっごく悩みましたよ。ええ。 10位:劇場版501 takano…

まっさらな韻を落としてひとつずつ僕はロストチャイルドになる

今日の夕方は虚無感で胸、どころか私の細胞中がいっぱいになった。 natalie.mu 私が好きになった数少ないアイドルグループのひとつ、lyrical schoolの現体制活動の終了の報せを聞いたからである。ふと街でみかけたフリーライブで虜になり約3年。きっとずっ…

声に出して読みたい日本語、のん。(『この世界の片隅に』観たマン)

『この世界の片隅に』を観た。 映画『この世界の片隅に』予告編 私は、正直に言うと、日本の戦争映画ってどうにもおぞましい描写を連想してしまう。それ故に観ることを比較的避けてしまうクセがあるのだが、この『この世界の片隅に』という映画がじわじわと…

必死に老いてやる(『幸せなひとりぼっち』観たマン)

『幸せなひとりぼっち』を観た。 不機嫌じいさんが…!映画『幸せなひとりぼっち』予告編 とにもかくにも、この邦題に心を奪われてしまったために観に行くことを決意した。ひとりで映画を観に行く(もはや最近では友人や恋人と映画館に行くということが無理に…

俺の短歌ベストヒット2016

ささやかながら今年も、私が手塩にかけて育てた短歌のいくつかが、陽の目を浴びることができました。方方に行ってしまうのはなんだか寂しいので、ここで5首まとめさせてください。手前味噌も立派な調味料。 勉強も運動もできないけれどミンティア必ず持って…

狂気としての透明(『淵に立つ』観たマン)

『淵に立つ』を観た。 浅野忠信が主演 映画「淵に立つ」予告編 #Tadanobu Asano #Fuchi ni Tatsu 『ほとりの朔子』の深田晃司監督の最新作。実は、この作品を見始めるまで、朔子の監督ということを知らずに見ていた。そして『淵に立つ』を見終わったあと、私…

M-1グランプリ2016の感想について書かせてください

今年も堪能させていただきましたM-1グランプリ。5年ぶりの開催となった昨年と同じ暖かい空気で行われていたのがなんだか嬉しかった。第2期(15年以降〜)は、決勝した全ての芸人さんが幸せになるような未来であってほしい。少なくとも今年は全員陽の目を…

『しりとり』(短歌の目 第13回)

『短歌の目』、11月も参加させていただきます。 tankanome.hateblo.jp 今回は「しりとり」をやってみました。次の短歌の頭文字が決まっている状態で作るのしんどいです。。。絞り出した作品をご覧ください。 1. 本 本当だよ信じてくれよ アルビノの志茂田景…

エゴサーチされたい(『俺たち文化系プロレスDDT』観たマン)

『俺たち文化系プロレスDDT』を観た。 www.youtube.com じわじわと私が楽しみにしていたプロレス・ドキュメンタリー映画を公開日に観に行ってきた。はじめてのバルト9。新宿はめったに行かないのでソワソワ。 バルト9バージンは『俺たち文科系プロレスDDT』…

なんかいろいろ(カエラとか師匠とか)

気づいたら11月だし、気づいたらブログを疎かにしていた。もったいないので、書いていないことを連々と。しかし最近、YouTubeなどを貪る時間が取れないことにもどかしさを覚える。徐々にみんなの輪からズレていっている気がするのがつらい。 10月18日、19日…

キラキラクロス

街を歩いていると、憧れたくなるような人がいっぱいいる。私は、自分の体より大きい物を持って歩く人を見るとなんだか憧れの気持ちを抱いてしまうのだ。 例えば楽器のケースを背負っている人。私は、全く楽器が出来ないので、それだけで憧れる。ギターケース…

よく噛みしめて食べたい(『築地ワンダーランド』観たマン)

『築地ワンダーランド』を観た。 築地市場を追ったドキュメンタリー!映画『TSUKIJI WONDERLAND(築地ワンダーランド)』予告編 世界最大級の魚市場である築地市場で働く人々に密着したドキュメンタリー。築地市場の仲卸業者や、食材を買い付ける高級料理店…

『5つの朝』と『空』(短歌の目第12回)

短歌の目、10月も参加させていただきます。季節の変わり目、袖の変わり目。風邪の引きはじめ。 tankanome.hateblo.jp 今回の題詠は『5つの朝』と名付けていまして、すべて朝の出来事を背景に詠みました。対して、テーマ詠の「空」は夜の空で思いついたこと…

五後のチェン(『金メダル男』観たマン)

『金メダル男』を観た。 予告 映画「金メダル男」 僕らのチェン!ことウッチャンナンチャンの内村光良監督の最新作。原作、脚本、監督、主演の4役をするというバイタリティのすごさ。主人公の秋田泉一は二人一役。ウッチャンともうひとりは、HeySayJ…

適老期

わたしは、実年齢に比べて比較的、若く見られる(と思っている)。例えば、ワイシャツを来ていたときに、学割制度があるお店に行ったとき、店員から「学生証はお持ちですか?」と聞かれたことがあるぐらいだ。そのときの私は、質問に虚をつかれて「いえ、持…

飛行機の亡霊と戦う(『ハドソン川の奇跡』観たマン)

『ハドソン川の奇跡』を観た。 C・イーストウッド監督×トム・ハンクス主演『ハドソン川の奇跡』予告編 クリント・イーストウッド師匠の最新作。クリント・イーストウッドの最新作を公開と同時に見に行ける時代を生きていることが幸せだということは忘れては…

音楽関係なんかいろいろ(あーりんとか、せいこうとか)

音楽系の話最近書いてなかったので連々と。 少し前になるが、9月19日は横浜が生んだ妖精、佐々木彩夏さんのソロコンサート「AYAKA-NATION」へ。私、実はももクロずっと好きなんですが、こういうワンマンライブは初めてだったりするのです。もっぱらYouTub…

それでも1巻をむさぼって

なんだかんだ、また新しい漫画の作品を見つけては、むさぼっています。気づいたら1巻を手にしてしまっている自分が恐ろしい。 最近、衝撃を受けた作品が2つある。1つ目は『ザ・ファブル』。 ザ・ファブル(1) (ヤングマガジンコミックス) 作者: 南勝久 …

色気ないないおじさんvs色気むんむんおじさん(『SCOOP!』観たマン)

『SCOOP!』を観た。 『SCOOP!』予告 大根仁監督の最新作。『モテキ』で完全に長澤まさみ、麻生久美子に打ちのめされ、自分を森山未來と照らし合わせるという非道なことをした私には、これを見なければならない義務がある。 しかし、今回の主演は、キューピ…

キングオブコント2016について書かせてください

昨年に引き続き、今年も書かせていただきますよ。私の感じたままにずらずらと。 今回、見えてきたのは、松本人志+さまぁ~ず+バナナマンの5人だけでなく、もうひとりの審査員の存在が、かなり重要視されていたということ。それは観客である。 この、観客…

子供→14歳→大人(『グッバイ、サマー』観たマン)

『グッバイ、サマー』を観た。 ミシェル・ゴンドリー監督の青春ムービー!映画『グッバイ、サマー』予告編 「エターナル・サンシャイン」などでおなじみのミシェル・ゴンドリー監督の最新作。ゴンドリー的世界観を、経済活動人になっても忘れてはいけないと…

「冬眠明け」と「秋」(短歌の目第11回)

短歌の目復活!!いやはや、待ち望んでいました。 第1期生(ということでいいのだろうか)として素敵な短歌を作ってみせるさ。 tankanome.hateblo.jp 今回も、第1期のように題詠の5首については、ひとつの繋がりになるように作ってみました。タイトルは「…

ググられたい

いや、そのタイトルにしている願望というのは、検索結果の果てとして、このサイトにたどり着いて欲しいという気持ちなのである。どんな言葉でもいいので、見てほしいのだ。 やはり、誘導するためには検索しがちな言葉を罠として仕掛けておくべきなのだろうか…

『イレブン・ミニッツ』観たマン

『イレブン・ミニッツ』を観た。 様々な人物の11分間を描く『イレブン・ミニッツ』予告編 ある日の“日常”の11分を、様々な人物の目線から切り取った話である。女優とその夫、ホットドッグ屋の男、メッセンジャー、救急隊員などなど、その街で暮らしている人…

こつこつ1巻をむさぼって

歳を重ねると、どうしても新鮮な事柄が減っていく。その中で、漫画が提案する世界が違った目線を私にくれるのでとても刺激的だ。気になる漫画があればこつこつと読み進めています。 最近は「おやすみカラスまた来てね。」の空気感ににやにや。 おやすみカラ…

『娼年』について書かせてください

Twitter上で、評判がとてつもなかった『娼年』がどうしても気になっていた、ココ最近。どうやら当日券が多少出るとの情報を聞きつけ、その日の勢いで東京芸術劇場へ足を運んだ。脚本と演出が『愛の渦』でおなじみの三浦大輔でまさかのR−15指定。プラス前述の…

来来来世こそブレザーで(『君の名は。』観たマン)

『君の名は。』を観た。 「君の名は。」予告 『秒速5センチメートル』などでおなじみの新海誠監督の最新作。予告編の通り、都会の男子高校生と、田舎の女子高校生の中身が入れ替わったり戻ったり…というお話である。 冒頭から新海ワールド全開の映像美。ああ…

乱SUMMER

なんだか、体が弱くなっている。果たしてこれは老いなのだろうか、疲れなのだろうか。この夏の短さの間で2回も体調を崩している。1ヶ月間隔で崩してしまった。もうあれだ。あれと同じリズムかもしれない。あれは何とは言わないけれど。 もともと夏は過ごす…

我らは、一生と実日子(『シン・ゴジラ』観たマン)

『シン・ゴジラ』を観た。4DXで。 『シン・ゴジラ』予告2 夏真っ盛りに今年一番の邦画話題作をぶちこんできました。どうせ見るなら4DXで見てやろう!と高めに払って挑んだのですよ!! 私自身こういうゴジラをはじめとする特撮大怪獣映画に対する知識が全く…