砂ビルジャックレコード

カルチャーの住民になりたい

なんかいろいろ(ロロとかあえいうえおあおとか)

引っ越しも佳境を迎えた。あとは引っ越しの日を迎えるだけで、こつこつと荷造りを始めた。とにかく荷造りがなかなかめんどくさい。半分ぐらいやったところで完全に飽きてしまった。自分の物持ちの良さにイライラしている。もっとカジュアルに捨ててくればよかったのに。果たして引っ越しがうまくいくのだろうか、そわそわがとまらない。

 

今の部屋は壁が薄くてて、隣のカップルがゲラゲラ笑うたびに「何笑うてねん」というイミテーション関西弁を言っているのだけど、それももうすぐ終わる。ちゃんと生き延びるぞ。

 

ロロの『ここは居心地がいいけど、もう行く』を見に行った。文化祭を行っている高校の屋上へと続く踊り場で繰り広げられる話。自分が通っていた高校に屋上はなかったから、実体験としては無いのだけど、屋上へ続くあの空間は不思議な磁力が流れていると思う。(学校の中だけど)学校ではない、屋上のような開放感はない感じ。異世界へ行ける気もしないから、気づかない人は通り過ぎる空間だけど、居心地のいい人には最高の場所だと思う。

 

その踊り場を舞台に、コントを演じようとする机田とダブチ。屋上でパフォーマンスの準備をしている悠がメインの登場人物になるけども、一番の喜びは、「いつ高」シリーズの登場人物だった(逆)おとめと白子が社会人の姿で、現れるということ!ちゃんと社会人をやっている(逆)おとめ(しかも衝撃の事実つき)に出会えた喜び(括弧が多いね)もあった。

 

斜め上の展開を見せながらも、大人組、高校生組の物語が繰り広げられる。いつ高シリーズは「まなざし」がテーマだったけども、今回は「まなざし」をネガティブに描いている部分があると感じた。その分、「まなざし」の効きにくい踊り場が舞台だから、それぞれの秘密が紐解かれていく。秘密を話せる場所は居心地がいいもんね。秘密を隠すこと、秘密を壊すこと、そのすべてを肯定しているような物語だった。

 

 

いろいろな芸人さんがおすすめしていた『2700八十島のメンタルの話』がエグかった。エグかったのに面白かった。メンタル崩壊が始まるエピソードも衝撃的だし、精神をコントロールできていない様や”天国”での様子を、客観視して面白がりながら話す八十島さん(そして聞き手のみなさん)の空気感で、苦しいんだけど面白いという不思議な感覚に陥る。「この経験、エピソードになるかもしれない」という芸人さんならでは思考回路なんだろうか。「俯瞰したもう一人の自分が、記憶している」という脳内の構造はいろいろと有用なのかも知れない。

 

フジテレビの深夜でやっている『あえいうえおあお』が楽しい。フジのアナウンサーが自ら興味のあることを調べるために、街にインタビューに行くのだが…という、報道の面をかぶったバラエティなのだが、これがVlog感あって最高なのだ。特に初回の宮司愛海さん編。原点にして頂点。

 

↓FODで見れるやつ

https://fod.fujitv.co.jp/title/006o/006o110001/

 

「ラッパーのリリックの書き方を知りたい」で、ラッパーを探してインタビューしているうちに、ディレクターとカラオケへ、そこでAwichを熱唱する宮司さんに撃ち抜かれる。この映像が見れただけで幸せだ。

 

この番組について、エゴサしたら、おそらく宮司さんが作ったと思われるSpotifyのプレイリストについて言及している方がいて、きっもちわるいなあ自分と思いながらも、そのアカウントをフォローしている。宮司さん(多分)が作ったchill playlistを聞きながら猛暑を過ごしている。今夏は宮司さん(多分)で行けるところまで行こうと思う。鼓膜だけでも健康に生きる。