砂ビルジャックレコード

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黒崎くんの言いなりになんてならないを観た人におすすめしたいんだ(『ヘイトフル・エイト』観たマン)

『ヘイトフル・エイト』を観た。

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約3時間の長丁場。朝の一発目から見てきましたよ。

すがすがしいほどのタランティーノ味でお目覚めぱっちり。密室の裏切り合いという情報を頭の中に入れていたので、『レザボア・ドッグス』がやっぱりどこかにこびりついていたが、そんなん関係ないぐらいにゴリゴリやられてきました。

 

賞金稼ぎのジョン・ルースは女犯罪者を引き渡しに街へ向かうも猛吹雪。仕方なく山小屋でやり過ごすことを決める。行く途中で出会った知り合いと馬車で山小屋に向かうと先客たちが。この知り合いと先客たちがひとくせもふたくせもあるお尋ね者だったというわけで話が進んでいく。濃いキャラクターばかりなのだが、なんといってもクリス・マニックス!この男の名前だけ覚えておけば問題ない気がする。密室劇における彼の立ち位置がたまらないのです。

 

とことんセリフの応酬がある濃厚な密室劇で、気品さえ漂うんだけども端的にいえばグロい(だがそこがいい!)。一歩間違えればあっという間に殺されてしまうかもしれない殺気が充満した山小屋と、人間の殺し合いなどどうでもいいように残酷に吹雪く音がさらに絶望感を煽る。いわゆる善人的なポジションの端役があっちゅう間に殺られてしまうのにも笑ってしまった。笑いながら、自分がおかしくなってきたのを感じていた。ああ傍観者でよかった。

 

私が観に行ったとき、ちょうど『黒崎くんの言いなりになんてならない』の舞台挨拶中継みたいのをやっていて、映画館は制服JKもしくはJCでてんこ盛りであった。そんな彼女たちにも『ヘイトフル・エイト』はオススメしたい。理由はひとつ。同じカテゴリーの映画だからである。『黒崎くん・・・』も『ヘイトフル・エイト』もある一人の女をめぐって男たちがいざこざを起こす映画ではないか!(黒崎くんについては予告編だけで解釈してますが)もう一緒だね!騙されたと思って観て欲しい。サミュエルLジャクソンに顎クイされてみなさい。

 

あ、でもR18+だから高校生は見れないね・・・