すっかり季節は冬になってしまった。就寝時は毛布が手放せなくなってしまった。毛布と肌が離れると途端に不安になる。それならばいっそ、動物のようにもふもふになってしまいたい。あわよくばもふもふの動物が好きな女の子から人気を博したい。寒いからって、そういう欲は燃えている。
なんかいろいろと観てきたので、個人的にまとめたい。
11日はSuchmosのライブを観にZeppTokyoへ。
世間的には「Suchmos=オシャレな音楽」という、微かな悪意を含んだイメージに捉えられがちだが、私が思うにすごい男臭さが溢れる音楽をやっている。それなのに、女性のファンが多い、客層の範囲が広いところがSuchmosの恐るべき点なのである。
セットリストも現在進行系で震えていた。「これ聞きに来たのでしょ?」ではなく「これが俺たちだ、聞いてくれ」というイメージ。ZeppTokyoをフルにしたのにまだまだ挑戦者精神であるのだ。
アイコンになろうとするYONCEの成長物語。彼の言葉の使い方にハッとさせられる。MC中にふと放たれた「踊り逃しの無いように!」という上品なフレーズ。ボキャブラリーの柔軟性を感じるととともに、YONCEは新時代のコピーライターなのかもしれない。
ただお願いですから、本当にグッズのデザインはかっこよくしてほしい。グッズが音楽のかっこよさについていけてないのは寂しいよ。
19日は、オードリーのネタライブを観に有楽町へ。
オードリーのネタライブ来たぞおおおおおおおお pic.twitter.com/BNsvOKJtkP
— Takanori Takano (@nigaiChocolate) November 19, 2017
とうとう当選したのです!やったー!初めてのネタライブに、前日からそわそわ。ギャガー・どんぐりたけしが今回の場を全体的に荒らしつつ、ニューヨーク、ルシファー吉岡、ラブレターズ、ザ・ギースで唸る。締めのオードリーは、役者が違った。きっと検索ちゃんでやるのだろうなあ、とニヤニヤ。やはりネタは生で観ないとなあと改めて誓う。間のMC、大団円の告知も愛おしい。パピコ。
予約していた「2011年の棚橋弘至と中邑真輔」が届いたので読みきった。
神話を読みはじめます #2011年の棚橋弘至と中邑真輔 #prowrestling #棚橋弘至 #中邑真輔 #shinsukenakamura #hiroshitanahashi
プロレスに関する書籍はいくつか出ているが、とうとう私もノスタルジーを感じる本を読むようになってしまった。それだけプロレス者としての知見が高まったとポジティブに捉えておくようにする。棚橋の物語、中邑の物語がそれぞれ進んでいき、やがて交わる。アントニオ猪木の呪縛と戦った二人の物語を、あっという間に読み終えた。そうそう、そうだったなあと、私の脳内の中で画面越しに観た試合が思い出される。
ただ、私が怖いと思うのが“この先”だ。プロレスラーのキャリアの終わらせ方って本当に難しく感じる。伝説になるには、後ずさりが必要なのだ。プロレスラーが一線を引くということは、そのプロレスラーを応援した世代が一線を引くということに近い。一心同体のつもりだ。僕たちは後ずさりするプロレスラーなんて観たくないのだ。棚橋・中邑が伝説になることを、少なくとも、今の僕は受け入れたくないのだ。