砂ビルジャックレコード

カルチャーの住民になりたい

ミニ歌集を出すよ

 

タイトルの通り、ミニ歌集を出す。こそこそと短歌を作ってきたのだけど、どこかで歌集にしたいという思いはあったのだけど、文学賞を受賞するほどの完成度は無いし、自費出版するほどの決断力もなかった。そんなときにSPBSさんが歌集に関するワークショップを開催するというお知らせが目に入った。ちょうどお酒も飲んでいてイケイケドンドン状態だった私は、即座に申し込むことした。

 

講座では、現代短歌のレジェンドや歌集を発売する出版社の編集者、出版された歌集を置く書店員の皆様の濃密な話に頭をクラクラさせながら自分の歌集のイメージを高めていった。ワークショップの後半はミニ歌集の制作。連作の順番はどうするのか、1ページに何首載せるのか、フォントはどうするのか…など、講師の方とやりとりしながら歌集を育てていく。どうすればいい作品になるのか、孤独の戦いなのだけども、私以外にも歌集を制作している9人の仲間がいるということが心強かった。

 

そしてそして、完成したのがこの「タンカ タカノリ・タカノノタンカ」なのです。オレンジ色の帯が目印。自分の好きな街、音楽、映画、お笑いのフレーバーがふんだんに混じっている作品です。全32ページなので、歌集大好きな人も、「短歌に興味あるけど何から読んだらいいかわからない…」という人にも読みやすい量だと思います。同時発売される9人の歌集もそれぞれ違った面白さがあります。帯の色もそれぞれ違うので、一気に揃えるとプリキュアオールスターズ感が増すので、全部購入することをおすすめします。

 

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