短歌の目、4回目も参加させていただきます!
0回から皆勤でやっているので、今回も含めて50首詠んだことになるんですね。
この数ヶ月で、果たして自分のスキルは上がっているんでしょうか。。。
今回のタイトルは「Immature Blue」です。1つめのお題、「青」に引っ張られている感があります。
1.青
何度でも泣いて駆け込む僕たちを青い紳士は俯瞰するだけ
2.梅
傷ついた君は精一杯の笑顔する 未熟な梅が転がる坂で
3.傘
開きにくいものも作っておりますと天気予報の傘工場長
4.曲がり角
曲がり角から突然のサーフガール 汐とシャンプーの香りと交わる
5.しそ
しその葉を眺めていたら迷宮に閉じ込められて永久に夏
6.紫陽花
紫陽花が彩る土に遺された忘れな草の女々しい形見
7.つばめ
晴れの日の嬉しさ寂しさ区切るように親つばめ引く一本の紺
8.袖
雲が流れるかのようにワイシャツの袖まくられたら浮かぶ血の管
9. 筍
空になると誓ってあの色あの高み目指そうとする筍のばか
10.たらちねの
たらちねの親が授けた青色の針は錆びれて時きざむだけ
気に入ったのがひとつでもあれば、ホッとします。