『脳内ポイズンベリー』を観た。
2月ぐらいから、密かに楽しみにしていた作品。30秒特報を観た時に『キサラギ』っぽいなあと感じていたら、まさかの同じ佐藤監督。俄然見たい気が増し増しになった。ちなみに『キサラギ』を初めて観て衝撃を受けた自分は、エンドロールのダンスをひたすらやってたなあ。1人の密室劇。期待していたどおり、脳内の円卓で5人がノンストップで交わすセリフの応酬と絶妙な圧迫感は、見応えがある。特に吉田羊と神木隆之介のネガティブvsポジティブの掛け合いはひたすら気持ちいい。っていうか神木隆之介のハンサムっぷりが止まらない。あどけなさを残しつつもどこか壊れそうな感じ。天井知らずのハンサム上昇率。日本一細いネクタイが似合う人間(俺調べ)
この密室劇もさる事ながら真木よう子もずるい。映画開始3秒でただただ揺れる胸。いきなりスクリーンの中に引き込まれてしまった。煩悩POISON。この3秒だけで、鑑賞料金はとった気がした。そして、年下男が気になってしょうがない恋愛ベタ30歳女性のキャラクターが見事だ。っていうか世の30歳女性はああいう年下が好きなんだなー。ふーん。ふーん。Evernoteにメモろう。
天使と悪魔じゃないけど、誰しもの脳内の中にも選択肢という人格があるんではなないかなと思う。少なくとも、自分の中には何人か住んでいる気がする。いつもお世話になってます、私の住人たちよ。その住人が囲む卓のパワーバランスで、その人の性格が成り立っていて…とか想像してみる。ネガティブな人であれば、ネガティブパーソンが徹底的に卓を支配し、卓がある部屋には持ち込まれたCDラック、並ぶはCOCCOに山崎ハコ。ちなみに、自分の人格のパワーバランスは限りなく平等である。ピザも等分にするし、マリカーも1レースごとに交代するし、つまりは、四字熟語にするならば優柔不断ということである。