砂ビルジャックレコード

カルチャーの住民になりたい

音楽関係なんかいろいろ(あーりんとか、せいこうとか)

音楽系の話最近書いてなかったので連々と。

 

少し前になるが、9月19日は横浜が生んだ妖精、佐々木彩夏さんのソロコンサート「AYAKA-NATION」へ。私、実はももクロずっと好きなんですが、こういうワンマンライブは初めてだったりするのです。もっぱらYouTubeなり、CDなりで、草葉の陰といっても過言でない場所から応援してきましたが、佐々木彩夏さんが横浜アリーナでやるとなれば話は別。横浜市民としての誇りを胸に、雨の新横浜へ向かったのでした。

 

コンビニもあーりん推し。

 

予想通りの真っピンクな横浜アリーナで輝く佐々木彩夏さんにニヤニヤ。

 

カエラ芸人としての戯言。

 

そして、新曲の「あーりんはあーりん」がまた、ヒャダイン節炸裂で良し。あーりん!あーりん!「なりたい職業!あーりん!あーりん!」という歌詞が最高でした。あーりん!あーりん!

  

CDでは、ひしひしと待ち望んでいた宇多田ヒカル先生の新譜とリリスクちゃん

 

宇多田さんの『Fantôme』はもう、ここ2、3週間で何回繰り返して聞いたことか。特に『2時間だけのバカンス』をアホみたいに聞いています。2時間以上は聞いてるはず。この曲って現代日本の高みの音楽だと思うんだ。もう、ネットでの『Fantôme』に関する記事をディグりまくった結果、oの上の膨らみみたいのがサーカムフレックスという名前ということも知ってしまったよ。見聞が広まっているよ。

 

 

参加される方はご一報ください。

 

リリスクちゃんも良かった。このMV、まさにマジックアワーに聞きたくなる。最近、夕方時に、人と待ち合わせしていないなあ、とふと思う。秋の夕暮れで待ち人を思っている時間って幸せですよね。

 


マジックアワー / lyrical school

 

10/1は、いとうせいこうフェスへ。

https://www.instagram.com/p/BLBa1uUDhsv/

30年に一度のお祭り。30年のカルチャーを一度に浴びるお祭り。 #いとうせいこうフェス

 

そう、30年。私が生まれる前から、いとうせいこうは日本のカルチャーの土壌を掘り続けているということが恐ろしい。30年前に発売された『建設的』を始碑として、30年分のいとうせいこうの詰め合わせ、一方では日本語ラップ博覧会のようなラインナップ。

 

ああ、濃密な時間であった。とにかく、出演者がとてつもないし、やることも半端ない。コントで大きな木で首を吊っている設定の細野晴臣を見ることになるなんて!私よりも、ドンピシャな世代の人たちの衝撃度は計り知れない。これを見れる瞬間に立ち会えたのが非常に幸せである。もう30年後に再びいとうせいこうフェスがあってもなくても、私達みたいな若い世代がこの歴史的な2日間を語り継がなければならないと思ったのである。

 

 

 

 

 

それでも1巻をむさぼって

なんだかんだ、また新しい漫画の作品を見つけては、むさぼっています。気づいたら1巻を手にしてしまっている自分が恐ろしい。

 

 

最近、衝撃を受けた作品が2つある。1つ目は『ザ・ファブル』。

 「ファブル」とは主人公である伝説の殺し屋の通称のこと。1話でえげつない殺人能力を見せて、ゴルゴ的な漫画なのかと思いきや、ボスの司令で「佐藤明」として大阪で1年間“普通の青年”として暮らすことに。この“非日常人間の日常生活”の描写が微笑ましいのだ。そうだよね、私達が思う日常生活も変といえば変なのだ。まるで、異国のような日常生活というものに馴染もうとするファブルだが、思わず出てしまう、伝説の殺し屋の身体能力にニヤッとする。街にいるパッとしない顔の人でも、実は。。。と勘ぐってしまうようになってしまった。

 

 

そして、もうひとつが 『不倫食堂』である。これは今年一の衝撃を受けた。すごいんだよこれ!

おおまかに言えば、中年の食欲と性欲を妄想漫画に落とし込んだものである。展開も非常に簡単。

 

出張する

→お目当てのグルメを探す

→各回のヒロイン(人妻)に出会う

→なんやかんやでヒロインとご飯食べてる

ご飯食べてると思ったら抱いてる

→終電気にする

→家族に申し訳なく思う

→オチでうまいこと言おうとする

 

たったこれだけ。1話完結で読みやすいし、このパターンの繰り返し。くるぞ、くるぞとわかっているのに読んでしまう。そして、食欲から性欲へのギアチェンジに大爆笑。ヒャダイン作曲かよ。(しかも、話が進むに連れ、だんだん過激な描写になっていく1巻)

 

たしかに、美女がご飯を食べている景色というのは素晴らしい。思わず見とれてしまうし、神が許すのならば永遠に眺めていたい。その先も許されるなら…という、男の妄想を忠実に具現化したものなのである。ただ、羨ましいというよりは、「こいつやべえ」という感情が強い。この黄金の不倫展開、黄金のくだらなさが欲してしまう私は愚か者でしょうか。ああ神様(集英社)よ、早急に2巻をお願いします。

 

 

色気ないないおじさんvs色気むんむんおじさん(『SCOOP!』観たマン)

『SCOOP!』を観た。

 


『SCOOP!』予告

 

大根仁監督の最新作。『モテキ』で完全に長澤まさみ麻生久美子に打ちのめされ、自分を森山未來と照らし合わせるという非道なことをした私には、これを見なければならない義務がある。

 

しかし、今回の主演は、キューピーハーフおじさんこと、福山雅治。いくらなんでも、マシャと照らし合わせるというバカな真似はしない。もう未來くんの時点で、社会的制裁は受けたつもりだ。映画の予告編前でのCMであんなにマヨネーズくってんのにシュッとしてるの羨ましい。

 

マシャの役柄は中年パパラッチ。やや枯れてきた雰囲気が非常にエロい。下ネタ大好き、なにごとも野球で例えがちな、いわゆる少し時代に取り残されつつある野郎。“太く短く”なキャラクターは、私から見たら昭和の幻影とも思えてくる。健康診断とか受けないんだろうな。

 

そして、バディの新人記者に、こいつも色気やばいっす、二階堂ふみ。私はこのブログで何回も言っていますが、二階堂ふみの白目になりたい。このデコボココンビが真夜中の東京に繰り出して、セレブの隠された姿を暴いていくわけですよ。大根監督はこういう、メディア関連の映画を撮ることが多いからかもしれないけど、主要キャラが深夜まで仕事しがち

 

そして、大根監督のレギュラーともいえるリリー・フランキーの演技がおぞましい。なんだよあの狂気。もうリリーじゃねえ。オニユリだよ。六本木の深夜にリリー・フランキーの役柄のような人を見かけると、黒人とまた違う恐怖感があるよね。この狂気と色気のオンパレードで『SCOOP!』は成り立ってるわけですよ。

 

もう一度言わせてほしいけども、この映画に蔓延る色気がもうたまらないわ。マシャと吉田羊のある1シーンなんか色気が3Dで飛び出してくるかのよう。なんだよあいつら!何食ったらあんなに色気出るんだよ!キューピーハーフ食った後にポカリ飲んだらいいのかよ!

 

ここまで、色気に執着するのは、私に全く色気が無いからである。年をとるに連れて、いい感じで熟す人間になると思ったのに、無味無臭のまま、まあまあいい大人に。別にマシャレベルまでとは言わないけども、人並みの色気は欲しい。さすがに焦りはじめた色気ないないおじさんは、最近こんなの読みはじめました。

 

 

https://www.instagram.com/p/BKyBseDArwe/

藁にもすがる思い #book #色気ないないおじさん #切迫感

 

もう、危機感が凄い。