日曜日に、気になっていた千駄ヶ谷の「Curry Up」へ。見た目からして美しいカレーだこと!左側がやさいのカレー、右側がバターチキンカレー。真ん中のご飯にはレーズンが乗っております。(レーズン肯定派)なんといってもバターチキンカレー。一口入れただけで幸せ。「バターチキンカレー」という言葉だけで唾液が出る体質になってしまった。
西加奈子先生の新作「まく子」も読み終えたが、また元気をいただいた。
大人になる自分、そして周囲に嫌悪感を覚える思春期入りたての男の子の不思議な夏の記録。この頃の夏を、もっと大事にして過ごしておけばよかったと思う。大人になるにつれて子供の頃がファンタジーになっていく。自分がガキだった頃はいわゆる「頭おかしいおじさん」っていなかった。安全な小学生生活だったけど、今考えるとつまらない。でも、友だちの家でカルピスを飲みながら「キッズ・ウォー」を観るという夏もあながち悪くなかったなあ。この本の装丁は暗闇だと光る仕様になっているんだけども、その理由がわかったときにニヤニヤした。こういう細かい仕事、好き。
「マンガ大賞」が発表されて、早速 「ゴールデンカムイ」を読みはじめた。アイヌ文化なんて「シャクシャイン」ぐらいしか知らなかった自分だけども面白い。
ゴールデンカムイ 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: 野田サトル
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2015/02/19
- メディア: Kindle版
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埋蔵金を探して日露戦争兵士とアイヌの少女が北海道を冒険する話。人間同士の争いだけでなくヒグマとの戦闘シーンもあるなど雪の国でのサバイバルにわくわくする。ただのバトル漫画だけでなく、ところどころ挟まれる食事のシーンがとってもジビエ。以前に読んだ「山賊ダイアリー」と脳内でリンクする。捕まえた獲物を鍋にして“オソマ”を溶かして、冷えた体に幸せを与えたい。鹿鍋くいてえ。ヒンナって言いてえ。この食の「生」描写とサバイバルの「死」描写のコントラストが絶妙だ。かといってシリアスにならないような強烈なキャラ設定とギャグパートもちょうどいい。あんなカジュアルに「勃起」といえる人間に私はなりたい。
大好きな短歌くださいの最新刊が出てたので購入。242ページの短歌とか読んだほうがいいと思う #tanka
さりげなく(さりげないけど)Instagramに載せましたが、「短歌ください」最新刊にタカノリ・タカノの短歌が掲載されています。実は、旧名義の作品も少し載っていますので、購入された方は探してみてください。すぐにわかります。毎月参加しててもうすぐ2年ぐらいになるのでしょうか。採用されなかった短歌がノートの闇に隠れてしまっているのをどうにかしたい。もっと私の短歌を知ってください。