砂ビルジャックレコード

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二階堂ふみへの愛情を書かせてください(『蜜のあわれ』観たマン)

『蜜のあわれ』を観た。

 


映画『蜜のあわれ』予告編

 

お恥ずかしい話だが、私の中で「二階堂ふみブーム」が薄れつつあった。しかし、この「蜜のあわれ」の公開情報と予告編を見てしまって、またじわじわと私の二階堂氏への想いが湧き上がってきた。

 

「蜜のあわれ」で、まず目を引くのはビジュアルである。二階堂ふみは金魚という設定なので、ほとんどの場面で赤い衣装なのだが、それが圧倒的に似合う。ヘモグロビンかよ。彼女が以前に主演した「ほとりの朔子」という映画でも赤いドレスを着てほとりで水遊びをするシーンがあるのだが、これもまた良い。私の中の「3大二階堂ふみの赤が美しい映画」のうちの2つは「ほとりの朔子」とこの映画で決まりだ。(あとひとつは現在のところ「地獄でなぜ悪い」)3大二階堂ってなんかまぎらわしいね。

 

ところで、なぜ二階堂ふみは赤が似合うのか。この問題に対して、私はひとつの意見を持っている。彼女はとてつもなく美しい白目を持っているからである。赤い衣装を纏うことで、彼女の白目がアクセントとして引き立つ。正確にいえば、赤が二階堂ふみの白目に似合うのである。

 

そういえば、私は「ほとりの朔子」を観た時 から二階堂ふみへの白目願望が強い。

「蜜のあわれ」でも、白目への好感度は急上昇だ。この映画の世界観を用いて表現するならば、彼女が飛蚊症になったあかつきには、私はミジンコみたいな汚れとなって彼女の白目の海をふわふわとさまよいたい。 

 

ビジュアルだけでない。人間になった赤井赤子の言葉の使い方、イントネーションがとてつもなくかわいい。書き言葉的なセリフ、日本語を大事にするセリフに惹きつけられる。その言葉遣いの中だと、たまに飛び出る外来語が新鮮なものに聞こえてきて思わずドキッとした。徹底的に作りこまれた金魚としてのキャラクターは今の時代であれば、二階堂ふみにしかできないだろう。これは二階堂ふみのための二階堂ふみ的アイドルムービーなのである。

 

キャストを見て、ハッとしたのだが、私の好きな岩井堂聖子も出てたのがとても嬉しかった。「3大”堂”のつく好きな女優」のうち2人が出ている私にとてつもない幸福感を与える映画なのであった。(ちなみに3人目はまだ決まっていない)