砂ビルジャックレコード

カルチャーの住民になりたい

なんかいろいろ(柴田とかハードオフとか)

もう4月も中盤を過ぎて、1日1日、日の終わりに絶望しているようなきがする。今日はいい日だったなあ、今日は自分が成長した日だったなあと思える1日が確実に減っている。うーん、負けてはいけない。

 

ここ最近のなんかいろいろですが、まず、私の記憶に残っているのが新日本プロレス「SAKURA GENESIS」である。

 

https://www.instagram.com/p/BSp5ZlFDolc/

柴田のIWGP戴冠を目撃しにきました #njpw #njSG

 

本当に凄まじかった。プロレスの面白さをわかり始めた少年期。新闘魂三銃士の誰もがそれぞれのベクトルでかっこいいし、現在の3人も追いかけている今日このごろが幸せでもある。柴田勝頼もまた“クソ真面目”がゆえに紆余曲折を要求される男だったりするのだ。魔界4号時代、K-1との抗争、総合格闘家、そしてたどりつく両国の舞台。対角線には、オカダ・カズチカ
 
私の中では、“もしも天龍源一郎が現役バリバリだったら”という妄想を含ませて観戦していた。昭和vs平成、ストロングスタイルvsアスリート。2015年11月の天龍引退試合の延長線上にこの一線は存在していた。
 
試合内容の熱量に、3カウントの後、しばらく呆然としていた。命を削った柴田勝頼(本当に生きててよかった!)もすごいし、死闘をしながらも翌日にケロッと会見に出るオカダ・カズチカの恐ろしさたるや。憎いほど強いなこの人は。
 
最近の密かな楽しみは、tofubeatsがアルバム発売に先駆け、YouTubeでアップしている「HARD-OFF BEATS」である。
 
全国からランダムで決まったハードオフで、限られた予算内で買ったレコードをもとにトラックを作るという企画。運と腕が試される“3色ショッピング感”と移動中の男集団ならではのどうでもいい会話などの“水曜どうでしょう”感が気負わずに見れて、心地よい。
 
まったく作曲の知識がなくても、なんとなくトラックメイキングに必要な要素が伝わるように解説してくれる出演者のワードチョイスも非常にやさしい。「抜けたらいいなあ」とか使いてえ。現在も更新中で、音源を手に入れ、これから制作編なのだが楽しみで仕方がない。センスと経験で、困難をかっこよくしてしてしまう人がうらやましい。
 
最後に情報収集してるので、ご協力ください。
 
 
取り急ぎ、ゲラニチョビで長崎は復習中。
 
 
 
 

生まれ変わってもう一度観たい映画(『レゴバットマン ザ・ムービー』観たマン)

『レゴバットマン ザ・ムービー』を観た。

 


シリーズ第2弾!映画『レゴバットマン ザ・ムービー』予告編

 

Twitterから流れてくる言葉はときに私を幸せにする。『ムーンライト』や『トレインスポッティング』の公開が近づき、興奮を隠しきれない私のTLにあらわれた情報が『レゴバットマン』が面白いというものだった。

 

あまりの過熱ぶりに、とうとう意を決して劇場に行ったわけです。鑑賞直後の私のツイートをどうぞ。

 

 

この映画はスタートダッシュからとんでもない。1秒目からの“猫だまし”的な仕掛けで、タイムラインを信じてよかった。と、自分の頬の筋肉がニヤッと上がったことに自分で気づく。あっという間に、この世界の住人になってしまう仕掛けを充分に堪能してほしい。

 

アメコミの世界観をレゴブロックを使って、緻密に再現されているのは圧巻である。ゴッサムシティの“住みたくない大都市ナンバーワン”感も溢れている。(つまりゴッサムシティの対義語は吉祥寺だ。)バットマンの秘密基地に目がキラキラしない坊主たちはいないはずだ。

 

そのビジュアル的なインパクトに、アメコミの文脈、果ては映画の文脈までとことん載せたストーリー展開で、頭が凝り固まったおじさんたちも楽しめるというのがこの映画の恐ろしいところなのである。ただのストップモーションアニメじゃない。見た目も中身も正確無比なのだ。

 

予備知識として、1作でもいいからバットマンシリーズを観ておいたほうが、テンポの早いストーリー展開では良いのかもしれない。(ただ、観なくても充分面白い。何故って、映画好きなお前たちならわかるはずだ。)ただのスカッとするアクションではなくて、ヒーローの孤独や社会の変化に苦悩するバットマンの弱さも描かれている。そして、アイツが出たり、アイツが出たりと、斜め上の斜め上をゆく展開に声が出そうになった。

 

この映画を観て、こんなに生まれ変わりたいと思ったことはない。まっさらな子供の純真な感性で、動き出すレゴに興奮し、映画が好きになる。たくさんの映画の知識を身につけた青年時代は、映画好き達が埋めた財宝に気づき、ニヤニヤし、中年になればバットマンの孤独に共感して切なくなる。年を経れば経るほど見方が変わる映画なのだ。この衝撃にもっと100%で出会いたかった。片道切符しかくれなかった子宮のことを少し恨んだ。 

 

 

レゴバットマン ザ・ムービー (字幕/吹替)

レゴバットマン ザ・ムービー (字幕/吹替)

  • Chris Mckay
  • キッズ/ファミリー
  • ¥900

 

 

先天性売れたい症候群

子供の頃からテレビばっかり見ていた私は、漠然とした「売れたい」という欲に支配されている。テレビに出ている=「売れている」人という認識をしたスピードでいえば最年少という自信もある。なんとなくテレビに出てみたいなあという夢の部分だけが消え、「売れたい」という欲だけが残ってしまった。

 

いつの間にやら二十余年たってしまい、その欲望は未だ消えない。いつ売れるんだよ!という自分と、そして世間への怒りを秘め、ときにちらつかせながら生きている。

 

スターという存在になりたかったし、もう自分がスターでないことに気づいてる。永遠に光り輝ける星ならばいいけど、白色矮星になる可能性もあるわけで、と考えるとスターでないポジションであることも幸せなんだと思う。

 

ただ、自己顕示欲は止まらない。とにかく人の目に触れることが大事だという認識はあって、noteで一日一首、短歌をあげている。これが葉となり、花となればいいのだけど。

note.mu

 

このブログも着実にアクセス数が減っている。突然天上界からコンサルタントが降りてきて、「ここがよくない」「もっと検索に引っかかる言葉を埋め込みなさい!」というアドバイスをもらえたりしないかな。

 

売れるためには手段を選ばないなんていわないけど、手広くやってみるのもありだ。いっそ、YouTuberでもはじめる?そのためには発声練習からはじめないと。あと、髪の毛もさっぱりしよう。何事も投資だ。