『ゾンビガール』を観た。
ヒューマントラストシネマで開催されているシッチェス国際映画祭の中で、上映されているこの作品。ごくたまにゾンビ映画を見たくなる衝動が私の中でうごめいた結果の『ゾンビガール』である。そう、ゾンビ映画は癖になる。中毒になる。ラーメンでいえば二郎系みたいなものか。
ゾンビ映画目当ての名も知らぬ人とひしめき合ってみる映画は最高だ。彼女のエヴリンは、生きてればエコオタクでムカつくし、死んだらメンヘラ級ゾンビでムカつくし、なんだこいつ!(でもそれを許してしまうかわいさがあるのがさらにムカつく!)エコ主義なら地球に優しく土に還れと思っているが、それは悪魔の仕業でカムバック。とにかく生命力のポテンシャル鬼高いのだ。話が進むにつれてじわじわ腐りゆくエヴリンもはかなくてどこかずるい。そのクソゾンビに振り回されるマックスの幸薄感も最高だ。フリも適度に効いていて、くだらないので安心して見られた。オチもそれでええんか!って感じ。ズコーって言いたくなる。
ちなみに、ゾンビがムシャムシャ食べるのを見ると私だけだろうか。脳やらはらわたやら血なまぐさいものをあいつらを食べているのにもかかわらず。個人貿易商が主人公の深夜の飯テロ番組よりも食欲を刺激される。一心不乱に肉食いてえ。スモーキーターキーなんかをなんにも考えずにがぶりつきてえ。ああディズニーシーに行きてえ。