砂ビルジャックレコード

カルチャーの住民になりたい

どんどん1巻をむさぼって

久々に、この世界感好きだなあという漫画に出会ったので1巻をむさぼった気持ちを残します。

 

もう、話題になりつつあるかと思う「約束のネバーランド」を遂に読んだんだけどもうヒリヒリヒリヒリ!

 ある孤児院で兄弟同然に暮らす、切れ者3人の子供が主人公。平和に暮らす彼らだが、「外」へ出てはならないと、孤児院のママから言われている。。。と、ここまでのあらすじで、「約束のネバーランド」が醸し出す気味の悪さが伝わってくるだろう。ふとしたことがきっかけで、この切れ者3人は「外」の秘密を知ってしまう。ここまで第1話なのだが、ものの見事に世界に引き込まれてしまった。

 

子供vs大人の心理戦。裏の裏の、また裏を読む展開に、ページをめくるスピードがあがる。(と、同時に状況を整理しなければいけないからページを戻ることもしばしば)、なんだか「デスノート」を読んでいたときのような感覚だ。

 

 孤児院の子どもたちの日常描写として、鬼ごっこの場面があるんだけども、その鬼ごっこというルールが様々なかたちで物語に投影されている。鬼ごっこって想像以上にシリアスな遊びだったことに気づく。そういえば鉄腕DASHで、そんな企画あったよね。

 

私は勢い余って2巻まで行ってしまったけど、また衝撃的な事実を挟むものだからやめられないとまらない。ええこのまま突っ走りましょう。鬼の居ぬ間に漫画。

 

 

ヒリヒリの対義語はダラダラでいいのだろうか。なんだかダラダラしたくなる漫画も見つけてしまった。「CITY」だ。

 

私は「街」という複合体が醸し出す空気感が大好き(なので私はシティボーイにあこがれている)なのだが、その空気感が「CITY」の登場人物からひしひしと伝わってくるのが素晴らしい。これがシティ・ポップ漫画だ。

 

街を舞台にした漫画というと一話完結なイメージだったのだが、CITYは、ひとくせもふたくせもある登場人物(ただのクズ、無駄に強いばばあ、ひとり語りがすごい警察官など)の行動が、伏線となって効いてくる。変な人たちがぶつかりあった余波がひずみを生み出す。そのひずみがおかしいのだ。

 

1話では、見開きで街と、その街に住む人々の絵が描かれている。1巻を読み終わったあとにもう一度開くと、ドタバタしていた登場人物や見たことある苗字がちらほらあって、この街の活気に気づく。

 

 

博多・長崎たびの記録8

茶碗蒸しで満腹のため、消化を兼ねて、長崎を再び散策をする。少し坂を登ったところに公園があって、そこには坂本龍馬銅像があった。こんな市街地のフランクなところに、突然龍馬が現れて思わず写真を撮影。

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この写真を撮っている2秒後ぐらいだっただろう。後ろから「あんま似とらんやろ」という長崎弁が聞こえる。振り向くと浅黒いちいさいおじさんが、私に話しかけている。私は、歴史マニアでは無いので、この龍馬が似てるのか似ていないのかわからないのだが、おじさんは私の回答を待たずに話し出す。「お披露目のときにきたんだけど、除幕のときにあちゃーって。似とらんよこれ!って」

 

そして、おじさんはエンジンがかかる。もっと似ている銅像が長崎の別の所にあるということ、この公園の近くで坂本龍馬が遊んでいたこと。長崎トリビアは興味深いのだが、どうしてもおじさんのナイロンジャケットが気になる。ナイロンジャケットの右手首の一部が透明のビニールで出来ているのだ。腕時計見るためにスケルトンになった右手首を見て、「防水加工の買えよ」と思ったけど口には出せなかった。

 

おじさんは、いつの間にか福山雅治の話をしている。長崎の人は福山雅治のエピソードを必ず持っているという都市伝説を聞いたことがあるが本当だった!稲佐山の方が実家であること、よく訪れたラーメン屋(その公園の比較的近くにあった!)について教えてくれた。。。。と思ったら、今度は「美輪明宏はこっちやね」、「さだまさしはね・・・」、「蛭子能収はね・・・」と有名人の実家のある方角を指で示す。蛭子さんって長崎出身なのかよ!

 

おじさんは止まらない。いや、私が止めなくてはいけない。「川口春奈五島列島やね・・・」なんて幅広い情報量。おじさん、長崎の有名人好きすぎるよ!おじさんが息継ぎをした瞬間を見逃さずに、別れを告げて公園を去った。あのまま捕まっていたら私が銅像になるところであった。

 

 

 

ということで、最後に長崎で見つけた看板にひとこと言いたいと思います。

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モンスターボールみたいな「こ」してんな!!

 

 

9は軍艦島に上陸!(してるはず)

なんかいろいろ(ドキュメンタルとかACCとかMETROCKとか)

うーん、書きたいことが多いのだけれども、それを発散する時間が少なくなっていて、かつ、ボキャブラリーも少しずつ消えていくような気がしてもやもやしているここ最近でございます。インプットとアウトプットのバランスが悪いのだろうか。5月が足りない。まずは、九州旅行の完結をさせたい。あとは映画と漫画についてもこそこそと書きたいと思っています。短歌も生産しなければ。まずは人前に出ることが大事。

 

 

ドキュメンタルシーズン2が気づいていたら終わってしまった。画面の中で笑いながらも、片隅で考える「笑わせる」ということ。最終話の1vs1はノーガードの打ち合いで興奮した。KO勝ちで優勝したらかっこいいもんなあ。今シーズンでは、何故か参加していない芸人がジョーカー的活躍をするのがすさまじかった。内輪受けとフィジカルな笑いがやっぱり強いんだなあ。シーズン1でもそうだったが、5、6人くらいに人数が減ったあたりで、ようやく部屋がひとつにまとまりだしてからの展開がいちばん好きです。

 

しかし、ドキュメンタルも終わり、有田と週刊プロレスと、ぶらり路上プロレスも終わって私は何を楽しみにすればいいのだろうか。。。と、嘆きつつあった私に朗報。

natalie.mu

「うちの親は大丈夫!母ちゃんオレオレ詐欺選手権」ってタイトルからして楽しみでしょ!

 

 

しかし、ゲストではなくて、ゲストのお友達枠での出演。(そしてゲストが誰だかわからない)ロケをしてて、なぜか高速道路上で、森泉と一緒にこたつに入っていました。

 

 

赤坂BLITZにて、Awesome City Clubのツアーファイナルへ。どの曲も個性的でかっこいいんだよなあ。あくまでマイペースで曲を披露するという空気感も心地よい。PORINさんの「踊らせてあげる」という煽りは永遠に鼓膜に残ることになりました。好きです。

 

私はVampireという曲が好きで、おそらく初めてライブで聴いたんだけども、


Awesome City Club – Vampire (Lyric Video)

重低音が音源以上にバキバキに響いて、今までこの曲から感じた世界と違うものを見た気がした。Vampireを待つ女性の心を描いたファンタジーな雰囲気が、重低音が際立つことにより、そもそも“Vampire”という言葉が持つダークなイメージが強調されている。怪しくて、それでも綺羅びやかな夜の部屋が頭の中に浮かび上がる。

 

一緒にぐるんぐるん回りたい。 

 

 

ACCのライブの2日後には、METROCKへ行ってきた。

 

キュウソ、夜ダン、サカナ、おさちなどを見るつもりで取ったのだが、追加発表の関ジャニ∞というサプライズがあった。本当にチケットを抑えていた昔の自分の頭をワシャワシャとなでてやりたい。

 

 

端的に言えば最高でした。ズッコケ男道をバンドVer.ではじめるという明らかな対フェス仕様で、いきなりテンションが最高潮に。約1万人がスタンディングでブンブン!とやっている姿に、なんだか感動してしまった(私はジャニオタではない)。

 

きっとストロングスタイルなモードで演るんだろうなあと思って観ていたが、丸山くんがベースソロのタイミングを間違えるご愛嬌。そして、そのミスをしっかり笑いに還元するアドリブに感嘆。二枚目も三枚目の役割も抑えられたら、叶いっこないよ。改めてアイドルってとんでもない人たちだ。