砂ビルジャックレコード

カルチャーの住民になりたい

2024秋・大阪旅行4

自由軒でカレーを食べた後に、泊まっているホテルの近くに喫茶店があったことを思い出したので入ってみる。道頓堀は歓楽街だからホストクラブも多く、自分が入店した後に出勤前と思われるホストのような男性がリュックサックを片手に入ってきた。ホストも勤務時はリュックサックを使うんだと不思議と学びになった。そのホストが腹ごなしにミックスサンドを頼んでいて、そこはもっとカロリーが強いカツサンドとかそういうの頼めよ!と思ってしまった。

次に何するか喫茶店スマホで近くを調べていたらはちまる蒲鉾があることを知る。芸人さんたちがよくトークであげている居酒屋さんだ。ちょうどピーク直前に入れてラッキーだった。席の時間の関係上少ししか滞在できなかったが、名物のかまぼこを食べれて満足太郎。

晩飯が終わってから、もう一回喫茶店行くのが正解ルートだよなと思ったので、純喫茶アメリカンに入る。ここは金属バットとAマッソがYouTubeの撮影で使っていた店だ。ケーキセットを食べながらだらだらする。隣にはおそらく夫婦と思われる客がいて、その旦那が阪神の話をしていて、大阪だなあと噛み締める。だけど、その旦那は甲子園以外で試合をすることを”アウェイ”と言っていた。

茶店のメニューにはパフェだったりミックスジュースだったり、果物をつかったものが多いから、かつての大阪は果物が有名だったのか?と仮説を立てたくなった。大阪純喫茶文化に詳しい書籍があったら教えて欲しいし、そういう専門家の方がいたらご連絡をお待ちしております。喫茶店→居酒屋→喫茶店とめちゃくちゃな飲食をしてしまったので、そのままホテルに帰って眠る。

大阪3日目。ドーミーインに泊まっているのに夜鳴きそばを食べることを忘れていた。(でも昨日の胃袋のキャパ的に入らないのでしょうがない)。 今日の朝食ビュッフェは洋食スタイルで攻めていく。ビュッフェのパンをオーブンで焼くコーナー、ちょっと待たないといけないからなんだか恥ずかしいと思うのは私だけだろうか?


チェックアウトして新大阪駅へ。551でイートインできる場所があると知ったので行くことにした。1時間待って食べてみたけど、ちょうど新幹線の出発時間が迫っていた状況なので味わって食べることができなかった。シンプルに舌を火傷しただけの実績解除。それでも2泊3日でだいぶ大阪を詰め込むことが出来たのではないか。ただ、NGKも楽屋Aも行けていないし、肉吸いもスパイスカレーも食べられなかった。次回の大阪旅行の際には、またまた食い倒れると誓った。  

2024秋・大阪旅行3

これの続き。冬になるまでには終わりますからね。

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メトロに揺られながらたどり着いたのは万博記念公園岡本太郎が好きな割には一回も行ったことがなくて、今度大阪に旅行するなら太陽の塔へ行きたいと決めていた。当日の天気予報は雨で、ホテルを出た頃にはポツポツと降っていた程度だったが、ちょうど万博記念公園についたころに本降りという感じであった。

万博記念公園に入場して最後にびっくりしたのは太陽の塔をバックに写真が撮れるフォトスタンドがあるところだ。ひとりでやってきた私にも優しい。太陽はすべての生命に平等なのだ。セルフタイマーをセットして写真を撮るが、自分が見切れてしまったり意外とうまくいかない。フォトスタンドの周りは人の流れが多いので早急にいい写真を撮りたいのだけどうまくいかない。雨はだんだん強くなってきた。自分の無表情以外は完璧なショットが撮れたところで妥協して、太陽の塔の内部見学へ行く。

太陽の塔の根本の部分から階段を登りながら進む。最初はアメーバで上へ行くにつれ、それがだんだん恐竜やら哺乳類やらに進化していく。この頂上に今があるのだなあと地球の歴史に勝手に思いを馳せる。ほんと自分の人生なんて一瞬なんだなあと嬉しくなった。自分の前に家族連れがいて、そのうちお父さんっぽい人が当時の万博の話をしているのが聞こえてくる。そういえば来年は万博だ。

公園の中央広場みたいなところでシェフワングランプリ主催?の餃子フェスみたいなのをやっていた。そのイベントスペースに入るのにも別途有料らしいので諦めた。有料の施設内に、さらに有料の施設があって、そこで有料の餃子を食べるほどの餃子好きではないことを思い知らされる。雨の中は餃子は体があったまらないし、せめてラーメンフェスだったらなあ。雨はときにある生命に不平等だ。会場でやっていたデルマパンゲの漫才だけが聞こえてくる。

なんばに帰ってきた時には、もう14時ぐらいだった。お昼をまだ食べていなかったので道頓堀にある自由軒で名物のカレーとカツを頼む。「織田作之助も愛した味」との張り紙が書かれていたけど彼のことは名前しか知らない。でもカレー好きなのでいい人なのは確かである。

ドライカレーのようにすでに味がついているライスの真ん中に生卵が乗っていた。名物のカレーを食べる前にカツを一口食べる。やわらかくて美味しい。その余韻を残しながらカレーも食べる。まずは生卵を混ぜずに外側のライスをすくって一口。今度は生卵をくずしながら一口。そしてテーブルに置いてあるソースを一回りかけた後で食べる。まだまだパーティーは終わらない。スペシャルゲストのカツがいるのだ。カレーの皿にカツを移動させて追いソース。濃厚なカツカレーで大団円。作之助はこの最高の食べ順セットリストを知っていたのかは定かではない。

 

あとひとつぐらいで終わります。

2024秋・大阪旅行2

これの続き

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ダウ90000「旅館じゃないんだからさ」の公演が終わって、速攻に物販に並びステッカーを含めてグッズ購入を済ませる。あべのハルカスを脱出し、大阪メトロで一気になんばまで行く。目指すはよしもと漫才劇場。21時から行われる「漫荼羅」という漫才ライブのチケットを買っていたのだ。

マンゲキがドン・キホーテの上の階にあることに驚く。マンゲキのチケット発券機はゆりやんレトリィバァが音声で案内してくれるけど何言っているかよくわからなかった。

「漫荼羅」は60分のライブで、若手5組+ゲスト1組のネタとゲームコーナーが楽しめる内容だった。今回のゲストはなんと銀シャリで「早口言葉」のネタをやっていた。M-1チャンピオンのネタをこの時間から見れて1800円って大阪すごすぎません?

若手の中では、バッテリィズのネタが好きだった。少年漫画の主人公のような着眼点で、面白い上に心が浄化されていく気がした。 20世紀のネタでは、御堂筋線に関するボケが出てきて「大阪だな〜」となんだか嬉しくなった。楽しいよね路線ボケ。よしもとを堪能して徒歩でドーミーインまで戻る。


大浴場に入って、サービスのアイスを食べる。(ちゃんと「アメトーーク」の予習が効いている!)最高かよ。 購入したダウ90000のステッカー(カニバブルのかわいいやつ)をスマホケースに忍ばせて満足しながら眠る。

2日目は楽しみにしていたドーミーインのモーニングビュッフェから始まる。ドーミーインは場所によってオリジナルのメニューがあるのだが、やはり大阪らしくお好み焼きが並んでいた。朝からお好み焼きを一口食べる。今回の旅行の粉もんはこれでフィニッシュしてもいいと思った。しかもドリンクコーナーにはミックスジュースがあるのも嬉しい。エスプレッソみたいにぐいっと飲んで朝食会場を後にする。

(細々と続けます)