お昼にインドカレー屋さんでカレーセットをテイクアウトした。ナンがついてきたのでちょっとテンションが上ったのだけども、ナンが普通のものではなく、チーズナンだった。じわっと立ちあがったテンションが恥ずかしそうに椅子に腰掛けた。私はどうしてもチーズナンのことが好きになれない。
チーズもナンも好きなのに、チーズナンになると途端に苦手意識が増すのだ。もちゃっとしたチーズの感じとナンのもっちりとした食感が逆マリアージュを起こし、絶妙に僕にストレスを与える。それでいてカレーが全然染み込まない。チーズナンを75%ぐらい食べた程度で完全に飽きだしている。食べ終わった頃にはお腹はパンパン。チーズナンの好きになれないところはもうひとつある。
世界一腹持ちのいい食べ物が決定しました。チーズナンです。
— Takano (@nigaiChocolate) 2021年11月29日
そう、全然消化されない。うどんなんてかわいいもんよ。夕方までお腹いっぱい状態になって、なんらかの作業をしているときも、意識のどこかでは満腹感とチーズナンがちらつく。
それぞれ単体の料理は好きなんだけども、2つが合わさると途端にだめになるというのはきっと、この文章を読んでいるあなたにもあるのではないだろうか。私はチーズナンの他にドリアがこれに当てはまる。グラタンもご飯も大好きなのに、それが組み合わさるとどうも意味がわからない。いや、マカロニでよくね?となってしまう。
少し前にジョージア料理のシュクメルリがプチブームになって、松屋でシュクメルリ定食が期間限定で販売されたことがあった。Twitterを見ると大絶賛の嵐だったので、自分も試してみたけど、思い出すのはドリアのことだった。どうもチーズ系やホワイトソース系をご飯で食べるというのが、自分に合わないようだ。そういえば、実家で冬になると出てくるご飯とホワイトシチューの組み合わせも苦手だった。白×白で構成される料理が苦手なのだろうか?このあたり、自分の苦手な組み合わせの法則性を見出したい。シュクメルリ定食を食べながら、はじめて松屋の定食の主食にパンが出てくればいいのにと思った。