砂ビルジャックレコード

カルチャーの住民になりたい

なんかいろいろ(ラジオとか安村昇剛とか)

ようやく秋が来ました。いやあよかったよかった。私は案の定しっかりと体調を崩してしまいました。10月の気候のジェットコースターっぷりにしっかり酔ってしまいました。毛布を緊急登板させて、体を包んで、いずれ気候が落ち着くのを待っている状態です。これをウォームスリープ状態と呼ぶことにしました。自分からは「保温解除」ボタンは押せない仕様となっているので、未来に誰かがそのボタンを押してくれることを信じて。そんなウォームスリープ状態ですが、最近のなんかいろいろを書く。

 

今年の4月からラジオをよく聞くようになった。その中で、初回から聞いているのがテレビ東京 佐久間宣行プロデューサーのオールナイトニッポン0だ。そのラジオイベント「sailing day」が開催されるとの情報を聞きつけ、チケットに応募したら当選してしまった。応募総数が約1万通で、会場である下北沢の本多劇場のキャパはおよそ400。25倍の狭き門を突破してしまった。これだけは確実に言える、私は今年の運を使い果たした。

 

さらに驚いたのは、座席の位置だ。チケットに表示されている座席番号をHPでチェックすると、まさかの最前列。大体の座席指定のライブやイベントに行くと、後ろから数えたほうが早いというのに、目の前には舞台と、進行役のディレクターさんのみ。これだけは確実に言える、私はここ10年の運を使い果たした。

 

生で見る佐久間Pはのファーストインプレッションは、「クマさんみたい」大柄でぽっちゃりで猫背。のそのそと出てきて、舞台人の名言を紹介するという、尖りきったオープニング。フリートークのコーナーでは、ライブならではのノーツイート厳守のここでしか聞けないような話で、両掌が痛くなるぐらい叩き笑った。

 

サプライズゲストの存在が告げられると、場内は色めきだって、木曜の深夜に聞いたことのあるBGMが流れると、その色めきはより強くなっていた。おぎやはぎの小木さんとが登場し、JUNK vs ANNの団体交流戦が実現。ラジオ好き、そしてゴッドタン好きにはたまらないマッチアップであった。小木さんの履いているピンクのスニーカーがかわいかった。

 

このイベントのクライマックスは、佐久間Pによる「sailing day」の弾き語り。完成度から言えば、本当に”弾き+語り”だったのだが、Show must go onで、最後までやり遂げようとする演奏に心を打たれたのは私だけではないはずだ。個人的には竹原ピストルの歌を聞いた以来の心の昂りだった。一生懸命やるおじさんはかっこいい。

 

そう、年をとってくるにつれて、自分が完全体のおじさんに近づくにつれて、他のおじさんの頑張りに、グッときてしまう瞬間が多くなったような気がする。この間、特番で放送されていた「有吉の壁」での、とにかく明るい安村の魂のパフォーマンスは、泣きながら笑ってしまうという不思議な時間だった。とにかく明るい安村ではなく、「大都会の敗北者 安村昇剛」というステージネームにも生き様が現れていた。

 

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東京ってすごい 東京ってすごい

東京ってすごい 東京

北海道の田舎の控えめで大人しかった俺が

東京に来て20年経ったら 恥ずかしくもなく こんなことができる

恥ずかしくもなく こんなことができる

 

アームストロングとして活躍して、ブレイク間近で解散。ピン芸人の再出発は大成功したものの、浮気報道で失墜してしまったという安村昇剛という芸人の歴史の20年間がこの2分に詰まっていた。何回も挫折や失敗を経験しても、這い上がればいい。答えは単純だ。それをやる勇気を見せつけてくれた安村昇剛が光って見えた。

 

非常に偏見かもしれないが、日本人は立ち上がることは上手なのかもしれない。こんなに自然災害が多い国なのにも関わらず、何度も生き延びてきた。この間の台風・大雨の影響は、まだ続いているが、そういう天災のあとに新しい芽が生まれるのも事実だ。

 

台風19号の影響により中止となった全感覚祭が、渋谷のライブハウスを舞台に、サーキット形式でフェスをやるという情報を聞いたのは、家で暴風雨の音に怯えているときだった。何十年に一度クラスの台風のあとを好機と捉える心意気に惹かれた。

 

チケット不要、投げ銭形式ということもあって、道玄坂周辺は歴史の証人になりたい僕たちのような者でいっぱいだった。ほとんど全ての会場で入場規制になって、こんなかたちでライブハウス難民になるとは思わなかったが、フードスペースで食べたインド富士子のカレーに救われた。午前3時にスパイスカレーを食べる背徳感も噛み締めていた。STUTSのパフォーマンスをみた翌夜に、「おげんさんといっしょ」に彼が出ていて、なんだか嬉しくなった。

 

この間は久々に岡村ちゃんのライブに行ってきた。定期的に色気を浴びないといけない体になってしまった。ここにもサプライズゲストが待っていた。RHYMESTERの登場だ。しかもコラボ曲の初披露というプレゼントを携えて。「岡村靖幸さらにライムスター」と名乗るこの4人組ユニットの初パフォーマンスを見届ける証人にもなってしまった。これは、後世に語り継がなければならない。はやく歌詞や音源を手元に残したい。波乱万丈の1ヶ月だった。

 

そういえば、まだ金木犀の香りに出会っていない。あの独特の匂いを嗅げば、ウォームスリープ状態も自動的に解除できるのだろうか。

 


金木犀 feat. 鈴木真海子 / TOSHIKI HAYASHI (%C) -official MV-