砂ビルジャックレコード

カルチャーの住民になりたい

Baby boy の生存確認

小池徹平が結婚したとのニュースを知る。あのヘアピンつけてた徹平くんがね…とごくせんを観ていた私はしっかり同級生面をかましているのだ。高校のときにヘアピンつけてかわいいアピールしてる男は、しっかり性欲あるから気をつけろよそこのTikTok JKよ。青いヘアピンより黄色いヘアピン、黄色いヘアピンより赤いヘアピンの方が手強いぞ。

 

Twitter上では感情をあらわにする人たちでまみれていた。この人達だけでハロウィンやったらきっと軽トラボコボコになるだろうな。スト2のボーナスステージみたいに。その怒りと悲しみを受け止める胸は持っていないけど、私はそっと、まだ私がいるじゃないかと伝えたい。もちろん小池徹平との共通点は高校のときにヘアピンをつけてたということである(私のときはごくたまにだが)。というか、徹平は役じゃ。

 

でもこの声は通じない。聞いてない。聞くはずもない。みんなうつむいて、イヤホンをして人のような動きをする動物の動画を観ていたらそんな悲しみさえ行ってしまうのだ。舌出してはあはあするだけでかわいいと言ってもらえるアドバンテージを世のお父様たちにも与えて差し上げてよ神様。

 

ぼくはここにいるよ。ここにいるよ。と、悲しんでいる人に言って(念じて)、振り向いてくれる人がいたらいたで、それは恐ろしい。幽霊の「ぼくのことが見えるの?」と同じテンションで驚かなければならない。あたふたした私はきっと、魂を借りて「お前の方は元気か?ちゃんと飯食ってるか?」ぐらいの生存確認をする勇気は持てるだろう。沈黙が数秒流れた後に、お互いに後悔して、はなればなれになっていく。これをラブソングにしてもいいですか?

 

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