砂ビルジャックレコード

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シアーシャ・ローナン大好きおじさん(『追想』観たマン)

追想』を観た。


映画『追想』予告編

 

 

レディ・バード』を観てから、シアーシャ・ローナンというアイルランドの俳優を好きになってしまった。(『ブルックリン』の主演だったことはあとで知った)私のみならず人々の心の悪の部分を見抜いていそうな青い瞳に惹きつけられる。

 

Wikipediaで知ったがシアーシャ(saoirse)とはゲール語で「自由」を意味するとのこと。もうそのエピソードだけで私の声帯は「最高」と震える。ローナン家最高だ。お父さんお母さんによろしくお伝えください。

 

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そんなシアーシャ・ローナンの最新作を映画館でやってるというのだから、見に行くに決まってる。『追想』は、1960年代のイギリスが舞台の切ない恋の物語だ。

 

新婚旅行に行った二人がなぜ悲しい選択をしなければならなかったのか、二人の馴れ初めから決断の時まで、走馬灯のように話が駆け巡る。二人の考えの違い、価値観の違い、それは些細なものなんだけども、その違いこそが致命的なものになる。誰しもが大小あれど一度は経験する「あのときのあの言葉がなければ、、、」的な瞬間を繊細にかつドラマチックに描いている。

 

結婚やらそれに近い経験はないけれど、二人のすれ違いには、出会うまでの人生(例えば家族とか)が関係するんだなあ。ふと「セロリ」の歌詞を思い出す。育ってきた環境が違うから、、、ってすごい達観した目線なのね。

 

ハッピーエンドの恋愛映画よりもこういう失恋の話のほうが記憶に残るのは、自分のものと勝手に関連付けてしまうからなのだろうか。恋愛下戸は世界中にどこにでもいて、失恋なんかありふれたものであると気づかせてくれる(とはいってもとても悲しい結末は見たくないのだが)。

 

「男は別ファイル保存、女は上書き保存」の恋愛ことわざを用いるのなら、まさしく「追想」はこのことわざを映画化したようなものであり、保存方法の違いの結果が可視化されたような作品でもある。そう簡単に保存方法なんて変えられないんだから、受け入れるしかない。

 

それにしても、シアーシャ・ローナンの醸し出す色というかオーラは素晴らしい。この間の「レディ・バード」でも印象的であったターコイズブルーの色使いがこの「追想」でもよく使われているのは偶然なのだろうか。

 

空と海と草木が混じったようなターコイズブルーのドレスを着て世界遺産のチェシル・ビーチに悲しく佇むシアーシャの姿を見て胸が痛くなる。悲しくさせてしまったことを全男性を代表して謝罪したい。こんな極東の男が謝ったって力不足かもしれないけど、やれるだけがんばってみるよ。だって単純に君のこと好きなのさ。

 

『ブルックリン』も見てほしい。

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