砂ビルジャックレコード

カルチャーの住民になりたい

なんかいろいろ(漫才とか漫才とか)

2月が28日ないし29日しかないことは知っているけど全く慣れない。むしろ年を経るごとに2月のスピード感についていけなくなっている気がする。観たいと思った映画も一部しか見れていないし、Amazon Primeのウォッチリストはひたすら増えていく。ブログも全然書けていなくて申し訳ない。12月が師走なんだから2月もなんかしらの人間を走らせてほしい。如月だなんてかっこよすぎるよ。その2字に塗りつぶす個所多すぎるよ。

 

そんなわけで最近見たことをいろいろ。平昌冬季五輪は徐々に盛り上がっていったのがなんだか面白かった。メダルを多く取ったこともあるけども。特にカーリングなんて表裏のスポーツだから、野球好きな日本人は、観戦が合っているのではないでしょうか?野球のオフシーズンはカーリング中継。そんな日本でいいんじゃない?カーリングの話題が立ち上るたびに、私はウィンタースポーツの名作『シムソンズ』の話をして、冬の加藤ローサの素晴らしさについて熱く語っているのだけれど、今ならGYAOで無料公開しているので是非みていただきたい。飲みたくなるよね流氷ソーダ

 

gyao.yahoo.co.jp

 

金・土と連続で芸人さんのライブに行く機会があった。金曜日は、南海キャンディーズ初単独ライブ「他力本願」を観に東京グローブ座へ。一つ目のネタからやってくれた。2004年M-1グランプリで衝撃を与えてくれた「医者」のネタ。生「しゃべる岩」生「日を怖がるサイ」生「ごめんとしか言えないわ!」に心のなかで狂喜乱舞。宇多田ヒカルが1曲目にAutomaticを歌うかのようなサプライズ。リスナーから募集したネタも狂っているし、現在の南海キャンディーズの漫才のスタイルである性格の悪いツッコミに笑う。この会場だけの共犯関係。南海キャンディーズはボケとツッコミでなくトレーナーとプレーヤーという関係性であるのがいい。M-1の資格はなくなってもこの2人は永遠の漫才部であってほしい。

 

土曜日は『漫才の間』というライブを観に、下北沢本多劇場へ。長尺の漫才をじっくり味わうライブ。テレビ的な漫才では味わえない脱線の時間。生モノのハプニングを笑いに昇華させる瞬間に惚れ惚れする。スピードワゴンのおふたりの最後の最後に二人共大ボケになるスタイルの漫才を生で見れてニコニコ太郎です。金土でひたすら漫才を見た影響でなんだか仲の良い人に唐突なボケをしたくなる。ちょっとコントやってみようみたいな日常会話だったらいいのになあ。

 

この前は後楽園ホール新日本プロレスROHの合同興行へ。もう最近の新日本の後楽園ホールは、全くチケットがとれないもんで観たいレスラーがでるかどうかわからないままで即購入。普段日本では見れないレスラーがやってくるだけでも満足なんだけどもなんと、ゴールデン☆ラヴァーズの大復活の日に出会えるという奇跡。日頃積み重ねていた不幸がテトリスのように一気に消えていく。

 

メインイベントで登場したGLの入場だけで泣きそうになってしまった。戦う前だと言うのにあんなに多幸感のある入場を作り上げるなんて。典型的なベビーvsヒールの構図のプロレス。GLの圧倒的ヒーロー感も去ることながら、対戦相手Codyのザ・アメリカンヒールに痺れる。命乞いとか華麗な挑発だとか、端正な顔つきを生かした一挙手一投足に伝統のアメプロイズムを感じる。Codyのパートナーのマーティー・スカルも格好良かったなあ。後ろのお兄ちゃんの「なんでも出来るなあ」という感嘆に勝手ながら頷いていました。決着は新技のゴールデン☆トリガー。技の成功に大興奮。ハッピーエンドと思いきやのヤングバックスの挑戦表明でヘモグロビン大沸騰。つくづくケニー・オメガはストーリーを作るのが上手いなあと感心しております。