砂ビルジャックレコード

カルチャーの住民になりたい

博多・長崎たびの記録7

記憶が薄れる中でなんとか最後までやり遂げたいと思います。

 

福岡で滞在していたホテルをチェックアウトし、博多駅から電車で一路長崎へ。駅からは路面電車でことことと移動。路面電車と言いながらもシステムがバスと一緒なのがなんだか好きだ。

 

長崎での拠点は海側のホテルだ。路面電車を最寄りで降りて広がる海の向こうには、長崎世界遺産ジャイアンカンチレバークレーンが見えるではないか!(この日のために予習をしてきたのだ!)テンションがぐぐっとあがったままでチェックインを済ます。

 

大きい荷物を置いて早速、長崎の市街を現地調査。市電の線路を頼りにあてもなく進んでいけば、いつの間にか中華街に到着していた。しかし、長崎の方には残念なお知らせですが、私は横浜育ちの人間である。声を大にして言いたい。こんなん中華街じゃねえ!中華区だ!ちゃんぽんちゃんぽん角煮まん角煮まん。もっと粥とか置けよ!横浜から甘栗屋大量に送り込んで戦わせてみたい。手前味噌ながら横浜の圧勝でした。あ、でも角煮まんじゅうちゃんかわいかった。

 

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長崎の一食目は茶碗蒸しにしようと決めていた。好きな食べ物マイベスト10のうちに茶碗蒸しがランクインするのだが、その有名店が長崎にあるという情報を掴んでいた。「吉宗」というお店だ。ひとりでは入りづらい老舗な外観にたじろぎながらも、おそるおそる入店して、茶碗蒸しと蒸し寿司のセットを注文する。

 

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丼いっぱいにぷるんぷるんしている茶碗蒸しに、私の頬は緩みっぱなしであった。味も上品で、一気に食べすぎないように、少しずつ少しずつ匙にのせて、その喉越しを楽しんだ。これで立派に茶碗蒸しを語れる男になった。またひとつ大人に近づいた私であった。