砂ビルジャックレコード

カルチャーの住民になりたい

世界の終わりは報道された

とうとう年内に世界が終わることが報道された。昨日の深夜、あまりにもあっけなくWebニュースに掲載されたので、私の心はふわふわしていたし、現実と夢がポイント故障を起こしたものだと信じていたが、今朝の様子を見ると現実に起きることだとようやく理解した。

 

生まれた頃からSMAPが染み付いている私世代にとって、今回のニュースは、自分の大切な一部が引き剥がされるような痛みだ。SMAPのかけらが自分の血や骨の元になっていたのだから、それがなくなると宣告された今、何をしたらいいのだろうか。

 

Webニュースに、大量にアップされる解散のニュースをどうしても見てしまう自分がいる。まずは、解散するという事実のみをゆっくり受け入れるべきなのに、その周りにある不確かな雑音も拾ってしまおうとする自分が醜い。そんなことどうでもいい。

 

もしかしたら、その瞬間に空が赤くなるのではないか?もしかしたら、地球から重力が消えるのではないか?そんなことが起きても全く驚かない。2017年1月1日、ぼくらはSMAPのいない現実に放り出される。ただ、そのことを想像すると、とても怖い。