砂ビルジャックレコード

カルチャーの住民になりたい

なんかいろいろ(見放題とかR-1とか)

なんかいろいろ書きます。

 

土曜日は見放題東京に。今年初のフェスは歌舞伎町のライブハウスのサーキットスタイル。思えば歌舞伎町ってしっかり奥に踏み込んだことなかったけどもアジアアジアしてて好きな雰囲気。インバウンド客がでっかいホストの看板をバックに笑顔で写真撮ってるのは混沌としてて素敵だったなあ。

 

そんなことはともかく、見放題東京に来た目的は、去年より気になって気になって仕方なかった最終少女ひかさを見るためだったのです。トリのひかさちゃんの前にいろんなものを見すぎて、足パンパンでしたが、そんなものぶっとばしてくれたぜひかさちゃん。最初の「関係者でてこい」からの会場の熱気はすごかったが、最後の「あーりんわっしょい」で大爆発。みんなこれを待ち望んでいたんだね。俺もそうだよ。今度発売されるアルバムを今や遅しと待ち望んでいる最中なのであります。ラモネス!

 

密かに私のTwitterを賑わしていたBenthamも初めて見たけど、これ完全に売れるやつでしょ。MCもしっかりしてるし、曲もキャッチー。おそらく来年には、邦楽ロックというジャンルを頻繁に流すDJのほとんどはBenthamをかけているでしょう。タイムオーバーという曲が個人的に好み。

 


Bentham / タイムオーバー【MV】

 

あとは、The floorの爽やかさ。完全に自分が通って来なかった爽やかさ。ライブハウスがパンパンになったのすごいわかるなあ。サビのハーモニーがきれいで、寝ても頭の中に残っていたのでタワレコで『リップサービス』を買ってしまった。体の悪いものが洗い流されるサイダーのような曲。

 


The Floor「リップサービス 」(Official Music Video)

 

と、好きな曲のYouTubeを貼っていますが、個人的ベストアクトはオワリカラ。音楽のスタイルや詞の言葉のチョイスが好きなクセに、恥ずかしながらライブを見るのは初めて。ロックバンドとしての立ち姿や世界観は他のバンドよりも圧倒的だったし、パワフルなパフォーマンスに興奮しちゃいましたよ。なんであんなに、会場がスカスカだったのが解せぬ。

 


オワリカラ(Owarikara) "踊るロールシャッハ (Odoru Rorschach)" (Official Music Video)

 

見放題東京堪能して、まだキンキンしてるが耳も日曜日。今日の楽しみはR-1ぐらんぷり2016だったんですが、「なんなんですかあれは!」という感情だけ先に置かせてください。やはりR-1は2009年の回から確実に狂いはじめている。

 

別に裸芸を否定するわけではないんだけども、どうしても最近のR-1ぐらんぷり、というより最近の好まれるネタって、ネタの構成とかうんぬんとかよりも短い持ち時間でどれだけ観客を笑わせられるかという印象がどうしても強い。YouTubeの登場により、飽きやすくなった我々は濃い味付けのものを知らず知らずのうちに好むようになった。そのうちVine-1グランプリとかもやったらいい。

 

とはいえ、今年は磁場が狂ったようにインパクト祭りだったような。会場に何があったんだろうか?優勝したハリウッドザコシショウの2本目のネタでなんとなくわかった。古畑任三郎のフリップで沸く会場。そうか!こいつらもクレイジーなんだ!あらびき団で鍛えられてるやつらだった!ザコシショウのネタ、土曜深夜でやっているこそこそチャップリンでも同じスタイルでやっていたけど、こっちはウケが弱かった。深夜系のネタが深夜でウケずにゴールデンでウケている。確かにネタのウケには外的環境は影響するが、この現実に頭がクラクラする。

 

一体この先、R-1はどうなってしまうのだろう。来年も続くのであれば、マツモトクラブがヒューマン中村みたいにR-1善戦マンにならないことを祈るだけだ。