あっという間に10月、羽織るものの優先度が急上昇しますが、いかがお過ごしですか。
今回も短歌の目参加させていただきます。よろしくどうぞ!
今回のタイトルは「グルメ!」です。秋ですから、たべもの・グルメに関するエッセンスを入れております。難しかったのは10番。苫をあらみがちなやつを試行錯誤しておりました。。。。
1. 上様
閻魔殿の出張中に内緒事 上様の舌檸檬を搾って
2.まれ
アボカドのおかげでちやほやされるからパンに挟まれおしゃれになるの
3.ピアノ
アップライトピアノの上で寝る猫にコーヒー淹れたことは言わない
4.星座
ビバンダム教えてくれよ この街に蔓延ろうとする星座の明るさ
5.々
赤々と光るトマトを煮込んだら魔女になれる気がした6時
6.G
帰宅部の恋人と弾く乾燥した朝の
7.眠
冬眠に憧れる夜 こってりのラーメン食べても冷たいきみの手
8.紫
棚の奥の脆いグラスと紫の炭酸だけで幸せだった
9. ひたひた
ひたひたにされた最後のパンケーキ一切れの気持ちになる偽善者
10.【枕詞】秋の田の
秋の田の稲の庭にて喉もとを過ぎ行くつゆは薫りをのこす
お腹が空いてくれたなら本望です。