映画観たマン
『ベイビーティース』を観た。 映画『ベイビーティース』新予告編 乳歯から永久歯に生え変わる人間にとって、歯にまつわる迷信は、きっと世界中にあるコンテンツなんだろう。日本でいえば、下の乳歯が抜けたら屋根の上へ投げ、上の乳歯であれば、床下へ投げ…
『花束みたいな恋をした』を観た。 菅田将暉&有村架純が激しいケンカ『花束みたいな恋をした』140秒予告 人と付き合うことってなんだかバラエティ番組みたいだなと思うことがある。これはきっとバラエティ番組が大好きな私の偏った考えが生み出したものであ…
2020年もは、コロナの影響で映画館に行く回数が減ったのが悔しいけども、映画館がやってることが幸せだったと噛みしめる年でもあった。この1年でブログに書いた本数が少なくて、ベスト10としていいのかわかりませんが、今年も好みで絞り込みましたので、よ…
『ハッピー・オールド・イヤー』を観た。 映画『ハッピー・オールド・イヤー』予告編 星占いによると今冬に「土の時代」から「風の時代」に移行したらしい。土の時代は「物質やお金」に象徴される時代で、風の時代は「情報やコミュニケーション」などが象徴…
『オン・ザ・ロック』を観た。 名コンビ再び!ソフィア・コッポラ監督×ビル・マーレイ『オン・ザ・ロック』予告編 映画を見ていると、「この場所に行きたい!」と思う瞬間が多々ある。さすがにこのご時世、海外のロケ地はGoogle Mapでオンライン観光すること…
『マティアス&マキシム』を観た。 グザヴィエ・ドラン監督&出演!映画『マティアス&マキシム』予告編 色々あった2020年の日本で、よかったことのひとつ。それは1年で2本もグザヴィエ・ドランの新作映画が映画館で観れるということだと思う。きっと世界中…
『ミッドナイトスワン』を観た。 9月25日公開『ミッドナイトスワン』100秒予告 白鳥は哀しからずや空の青海のあをにも染まずただよふ ー若山牧水 『ミッドナイトスワン』の終盤のあるシークエンスで、この短歌が頭に浮かんだ。世界を当たり前のように占め…
『mid90s』を観た。 www.youtube.com 思えば遠くへ来たもんだ。時代はあっという間に2020年。90年代生まれの私は世紀を越え、年号を越えてしまった。ノストラダムスもガラケーもVHSもガングロギャルも過去には通り過ぎていって、人々はコロナにてんてこまい…
『TENET』を観た。 www.youtube.com もうビデオテープを使ってないのに、ふと「巻戻し」という言葉を発してしまうことがある。リモコンを見ると「早戻し」という表記だけど、「早戻す」という動詞は納得いかない。DVDであっても、「巻戻す」という言葉のほう…
『星の子』をfilmarksのオンライン試写会で観た。 芦田愛菜『星の子』予告編 子供にとっての世界は、家族による枠組みで出来る。比較するものが無いし、正邪の判別なども無いから、その枠組みを「当たり前」と思ってしまう。だけども、年齢や経験を重ねるに…
『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』を観た。 www.youtube.com 幸福なことに教育を受けられた私達は、人生の初期において卒業式というイベントを経験する。たいていの人であれば3〜4回主役として出席する卒業式だが、言い方を変えてみれば、ネ…
『WAVES』を観た。 www.youtube.com 自然界には直線が存在しないと聞いたことがある。その言葉を知ってから、外出するごとに「確かに」と思う場面に何度も遭遇する。白い雲も、海も、草花も曲線で出来ている。そういえば人間だって曲線だらけで出来ている生…
『アルプススタンドのはしの方』を観た。 映画『アルプススタンドのはしの方』予告編 青春が30歳くらいにあればいいのになと思う。高校生活を青春の終わりとすると18歳を過ぎてしまえば、あとはどんどん遠くなる。人生は周回コースではないから、いつの間に…
『劇場』を観た。 www.youtube.com キャパの小さいシアターで演劇を一度見たことがあるが、その熱というか、かっこつけていえばグルーヴに圧倒されてしまった。同じ東京で生活していながらも、不思議な脚本をもとに、大きく声や身体を動かす彼らが眩しくて、…
『MOTHER マザー』を観た。 長澤まさみ主演映画『MOTHER マザー』予告映像解禁、夏帆らも出演 自分はマンションに住んでいる。朝、支度をしていると、たまに女性の声と思われる怒声が静かな朝を貫くように聞こえてくる。どの部屋から発せられているかわから…
『ストーリー・オブ・マイ・ライフ/わたしの若草物語』を観た。 『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』6月12日(金)全国順次ロードショー お久しぶりです。シアーシャ大好きおじさんです。シアーシャ・ローナンが出ていると聞けば、なるべく…
『デッド・ドント・ダイ』を観た。 ジム・ジャームッシュのゾンビ映画『デッド・ドント・ダイ』予告編 コロナウイルスの影響で、私達が日常と思っていたものは形を変えていき、新たなパワーバランスを示しながら私達のことを包んでいる。それは水のように掴…
『ミッドサマー』を観た。そして今更書く。 www.youtube.com 「夏が来れば思い出す」という歌詞ではじまる童謡、「夏の思い出」の歌詞を見ても全然そんな景色を思い出として持ち合わせないことに気づく。水芭蕉も石楠花も、何色の花か知らないし、同様の理由…
『初恋』を観た。 www.youtube.com 「初恋」という言葉ほど外面が良すぎるものもないだろう。言葉から漂うロマンチックやスイートさと裏腹に、ほとんどの初恋の後味は苦くジャリジャリとして、弱い呪いのように大人になった今日でも、わずかに自分の中に在留…
『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』をオンライン試写会で観た。 目覚めると 一目惚れした妻との出会いはなかったことに!映画『ラブ・セカンド・サイト』予告編 「関東地方は今日の深夜から早朝にかけて雪が降り積もるでしょう」と、キ…
『1917 命をかけた伝令』を観た。 www.youtube.com 1917年はロシア革命があった年ということを今でも覚えている。その理由はネタ番組で観たドランクドラゴンの家庭教師というコントだった。語呂合わせで歴史の年号を覚えるというくだりで、家庭教師役の塚っ…
『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』を観た。 グザヴィエ・ドラン最新作『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』特報 なんだか物の順序が気になってムズムズすることがある。たとえば、ブックオフの漫画コーナーで、並べられた漫画が5巻、6巻、6巻、7巻、6巻…
『37セカンズ』を観た。 映画『37セカンズ』予告編 スマートフォンをいじりながら「ああ、もうこんな時間が経っている」の気づきを、人生であと繰り返すのだろう。でも、この数分の無駄も明日になれば忘れてしまう。最短で1時間後には忘れている。無駄遣い…
『さよならテレビ』を観た。 薄っぺらいメディアリテラシーはもういらない!映画『さよならテレビ』予告編 メディアに関するWebの記事やツイート限りの情報だが、テレビの主な視聴層は60代以上で、テレビ局もそれをターゲットにした番組作りをしているらしい…
『ティーンスピリット』を観た。 映画『ティーンスピリット』(1/10公開)予告 ひとりの部屋で流す音楽ほどの精力増強剤ってあるのだろうか?家に戻ってきて、居間の灯りをつける。アウターを脱いで、手洗いうがいをしたら準備完了。かけたい音楽を大きい音量…
『ジョジョ・ラビット』を観た。 タイカ・ワイティティ監督がヒトラーに!映画『ジョジョ・ラビット』日本版予告編 子供の頃に、ピンときていないことが、今振り返ってみると歴史のとんでもないひとコマだったということがある。関東に住んでいた私の場合で…
『パラサイト 半地下の家族』を観た。 第72回カンヌ国際映画祭で最高賞!『パラサイト 半地下の家族』予告編 2月のアカデミー賞に向けて、なんだか映画について詳しくない人たちもソワソワする季節になってきた。ちょっと前まで『ジョーカー』が、映画の話題…
『エクストリーム・ジョブ』を観た。 www.youtube.com テレビや映画を観ていると「あれって、元ネタなんなの?」と気になる瞬間が生まれてくる。たとえば、刑事ドラマ。犯人を確保しようと、電信柱の影から昼夜に渡って犯人の張り込みを行う先輩刑事、そこに…
『ゾンビランド ダブルタップ』を観た。 www.youtube.com 人間、死にたくなるときはあるけど、生きていればきっといいことがある。そのことをエンターテインメントを介して強く教えられた。生まれる前に解散していたバンドの再始動、伝説の漫才師の復活、あ…
2019年もなるべく映画館に足に運んで、劇場公開された映画を観に行ってきました。心を揺さぶられる映画、考えさせられる映画、愚痴ってしまいたくなる映画、色々ありました。私の個人的見解ですが、ベスト10を決めましたので、よろしければご覧くださいませ…