砂ビルジャックレコード

カルチャーの住民になりたい

なんかいろいろ(アジア料理とかネタギリッシュとかラジオとか)

依然としてテレビ番組から観た影響が強い。少し前の相席食堂でかまいたちが「ルンダン」なるインドネシアの国民的な料理を紹介していたけども、近くにインドネシア料理店がなく、頼みのアジア系スーパー(一駅ぐらいの場所にある)に行ってみたら、ルンダンの素は発見したが、それは4人分のもので、一人暮らしの私には到底リスクのあるチャレンジだったため、諦めてしまった。未だルンダンの味を求めさまよう私。誰かルンダンが食べられる東京のお店を教えてください。もしくは、一緒にルンダンを作るオフに招待してください。ルンダンの材料は揃えますので。

 

未知なるルンダンに憧れながらも、一方で別のアジア料理への食欲が湧いていた。テラスハウスの新シーズンで、台湾帰りの俳優である翔平が手際よく作っていたルーローハンだ。(そして一緒に作っていたジーローハンなるものも気になってしょうがない)ルーローハン自体は、以前に台湾観光した際にめちゃくちゃ美味しくて、その感動がテラスハウスによって呼び起こされてしまった、というわけだ。

 

これは、嬉しいかな。カルディーにルーローハンの素があったので早速TRY。台湾で食べたルーローハンはそぼろ状だったので、僕の中のルーローハンといえば角煮ではなく、こちらのイメージだ。鍋で豚そぼろを炒めて、水とルーローハンのタレでじっくり煮詰めたらいい匂い。いざ、実食。だが、悲しいかな。どうしても台湾のときの感動を超えてこない。そりゃ現地のものと比べるなという話なんだけども、ハードルにぶつかりもしない。美味いルーローハンを食べるにはテラスハウスに入るしかないのか。翔平のルーローハンへの羨望が強くなる。

 

きっと、そう願ったのは私だけではなかったのだろう。テラスハウスのチャンネルにルーローハンとジーローハンの作り方教室がアップされていたのだ。

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いや、買ってきた食材10人前て。4人多いじゃん。なんなら9人多いのよ。朝昼晩朝昼晩朝昼晩朝ルーローハンまでは求めていないよ。ただただ煮込みを見せられただけだった。あれか、テラスハウス好き10人集めてルーローハン作るオフ会開けってのか。

 

この間の回では美味しそうにサムギョプサルを食べていたし、なんだよテラスハウス、飯テロ番組じゃねえか。家でみんなでご飯を食べるという行為を最後にしたのっていつだっけ。ルンダンとルーローハンを作るオフ会に参加するかなあ。

 

 

ゴッドタンのネタギリッシュナイトのチャンピオン大会を観に豊洲ピットへ。芸人のネタライブに行くことはあっても賞レースを生で観るという経験は初めてだった。令和初のタイトルが下ネタに特化しているというのも素晴らしい。大会の模様は地上波で放送されるとのことだが、ザ・ギースのネタの完成度がとてつもなかった。ザ・ギース史上最高傑作なのではないか。下ネタなんだけども品がある言葉遊びやインテリジェンスな発想に基づいたネタに、笑いを通り越して泣きそうになった。笑い泣きということでなくひとつの作品としての精密さに震えが止まらなかった。スタンディングオベーションしたくなるときってこんなにゾワゾワっと体から何かが溢れ出すんだね。

 

そんなザ・ギースの後に出てくるジョイマンも最高だった。いつも通りのラップネタに下ネタが光る。いい意味で期待を超えることも裏切ることもない至福の時間。ネタの順番で緊張と緩和を経験するとは、ネタ順って大事だよねえと、賞レース好き野郎が口癖のようにいう格言を思いだした。

 

 

テレビへの影響は強いと言ったけど、一方で、もしかしたら人生で今が一番ラジオを聞いているときなのかもしれない。大好きなchelmmicoがANN0を担当していた。それこそ、TSONEの「ベストバー」から聞いてきた生粋のフォロワーは、この檜舞台をただニヤニヤしながら聞いている90分間だった。ただのラジオ好きの真海子が、ニッポン放送のラジオブースという神殿で怯えている中でいつもどおりなレイチェル。

 

そんなchelmicoがSBSのチョコレートナナナナイトなる番組に出るものだから、radikoプレミアムにも入会した。(そしてラジオによる両耳の占拠時間が加速する。)chelmicoの2人を差し置いて、MCのチャンサカとやばたんが、公共の電波を通じてただいちゃいちゃするから、なんだかダークウェブのようなものを知ってしまった気分だ。

 

どちらかというとキャリアパーソン的なスタイルがトレンドだった女子アナ界において、あそこまで愛嬌が爆発しているアナウンサーがクリーンヒットしているのだろう。やばたんには時空の裂け目を通って20世紀のフジテレビに行ってきてほしいとも願う。いつのまにかチャンサカが放送前に更新してくれるやばたんの動画を楽しみにしてる私がいる。

 

先日の山ちゃんの結婚は衝撃的だったし、それこそ鼓膜がフル回転だった。不毛な議論にはじまり佐久間さん、岡村さん、オードリーに、、、ってまだまだ聞けてない。こう、様々な立場や目線からひとつのトピックを語ってもらうというのが本当に楽しい。そういえば、令和ラジオ史はじめての事件こと、金子メメントだって。これはマーベル的ユニヴァースというよりも、黒澤明の『羅生門』とか『バンテージ・ポイント』のような、主観が積み重なってひとつの世界が立ち上がるものに近い。とにもかくにもリスナーは最高だ。職業欄にリスナーって書きたい。