砂ビルジャックレコード

カルチャーの住民になりたい

太陽系握力合戦(『ライフ』観たマン)

『ライフ』を観た。

www.youtube.com

 

我々、地球人は地球を知り尽くしてしまったからだろうか。宇宙にしかロマンを見いだせなくなっている。もしかしたら二度と戻ってこれないかもしれない。しかし、もしかしたら地球以上の環境があるかもしれない。地球では考えられない事象を探しに宇宙へと飛び立つ。

 

非常にまどろっこしい言い方をしてますが、またもや宇宙からの脱出系映画が誕生したというわけでございます。火星の調査から採集した地球外生命体を弄っているうちに、地球人の頭では考えられない進化が起こってさあ大変というお話である。もちろん地球外生命体はじょうじじょうじ言う黒い虫でもなければマット・デイモンでもない。

 

takano.hateblo.jp

 

火星にはマットがいるが、ISSにはジェイク・ギレンホールがいるし、真田広之もいる。『サンシャイン2057』でもクルーを努めた真田氏なら心強い。しかし、侮るなかれ、この火星で見つけた地球外生命体は非常に厄介なやつだ。関節がないから可動域に制限がない。軟体動物のように対象に近づいては、凄まじい力で握りつぶすのだ。(このあたりの描写に関しては予告編を見ていただきたい)この地球外生命体vs宇宙飛行士たちの戦いを目撃し、観客の私たちは希望と絶望の感情が入れ替わり立ち替わりである。人間負けんな。

 

この地球外生命体の生態に私は、ある人を思い出した。牙などの鋭利なものを持たず、自分の肉体だけで握りつぶすファイトスタイル。そう、花山薫である。握撃という攻撃方法を知ったときの衝撃に近い感動をおぼえた。「握力× 体重×スピード=破壊力」という方程式でいうならば、この地球外生命体は体重とスピードに劣るが、なによりも、体すべてを使って握るという離れ業をやってのける。(ということは「握力× 体重×スピード=破壊力」という方程式も宇宙では当てはまらないのだろうか・・・)宇宙は広い。。。

 

地球代表、人類代表として、花山薫先生にはこの地球外生命体との握力合戦をしていただきたい。この映画を最後までご覧になった方は、わかると思いますが、ああなると、なんとなく花山薫と相まみえるような奇跡が起こりそうなんですけど、、、、私の話、火星まで飛躍してますかね?