トランセルに股関節はあるのかい

運動不足の影響なのか、肩こりと腰痛が持続的に続いている。パソコンをいじろうと机に向かうと、四点(両肩と両腰、厳密に言えば股関節の一部らしい)が、真四角に痛みだす。キーボードをカタカタしては、凝り固まった肩甲骨をひん伸ばす。もうすこしカタカタしては、立ち上がって腰のあたりをぐるぐるまわす。まるでラジオ体操の途中にPC操作を入れるかなり前衛的なスタイルになっている。しかし、これはこれで極めたら楽しそうだ。新体操だってリボンやボールを使うではないか!道具がハイテクになっただけだ。

 

私はこの新しきラジオ体操の先駆者として世界大会に出場する。電源をつけ、起動する間に簡単なストレッチを済ませて、演技の開始だ。Wordを開いて、文書の作成だ。滑らかに指を動かしては、時折立ち上がり、ポーズを決める。Enterキーを強く叩いた弾みで大の字に飛び上がる。デスクワークからのシームレスな動きに思わず拍手を送る観客。最後は完成した文書を審査員にメールで添付する。もちろん文書の正確性も評価対象だ。「ご確認ください」の文面を打ちながら、深呼吸。デスクワークとラジオ体操を同時に終える難易度の高い技を遂行しフィニッシュ。投げ込まれるプーさん。ごめんよ、ここはアイスリンクじゃねえんだ。

  

そんなことを妄想しながら、痛みをなんとかごまかしている。痛みを感じることは生きている証拠なのだ。と、うつ伏せになりながらノートPCでこのブログを作成している。やることのない股関節はしっかりストレッチしている。無駄のないうつ伏せで、股関節を延ばし延ばしいきている。いきているんだ。股関節は友だちなんだ。でも、トランセルにはきっと股関節は無い。