砂ビルジャックレコード

カルチャーの住民になりたい

言葉遊び大好きおじさん

山田航さんの「ことば おてだま ジャグリング」を読んだ。

 

ことばおてだまジャグリング

ことばおてだまジャグリング

 

 

とにかく、私の脳内にある言語野のツボを刺激しまくり。早口言葉、アナグラム、パングラム、回文、しりとり。。。など、ありとあらゆる言葉遊びを徹底的に掘り下げて遊んでいる。言葉の一人遊びしている著者の言葉を読むことは、一人遊びでここまで生きてきた私にとって最高の栄養材なのである。ああ言葉遊びって最高だ!

 

そういえば私も数回創作で早口言葉を作ったことがあるので、お時間許しましたらこちらを見てほしい。早口言葉(=すらすらと言いづらい言葉)を見つけたときの、口を動かしながら響きをこねこねさせる時間はとても愛おしい。

 

takano.hateblo.jp 

 

takano.hateblo.jp

 

この「ことば おてだま ジャグリング」で、一番興奮したのがスプーナリズムの項だ。私は「スプーナリズム」という言葉の意味を知らずにこの項を読みはじめたが、ここで奇跡的な再会を果たすことになる。

 

 二〇〇〇年頃の、黎明期のインターネットで人気だったウェブサイト「スレッジハンマーウェブ」に「苗字と名前の最初を入れ替えてみました」というコーナーがあって・・・

(「ことば おてだま ジャグリング」より引用)

 

見ていた!このページ見ていたよ!まだ電話回線の時代に!そして、その後に続く「けつだいらアウォード」という単語で思わず吹き出してしまった。僕が小学生のときに食らった衝撃に10年ぶりに出くわしたのである。「マール・ポッカートニー」とか「しりもげ」とかで爆笑してた。「阿藤快」が「加藤あい」に入れ替わる奇跡を目撃したのも、この「けつだいらアウォード」であった。この遊び「スプーナリズム」って言うのか・・・いや、「けつまん」と称したたほうが私にはしっくりくる。けつまんサンバ!オレ!

 

この「けつだいらアウォード」の企画はとっくに終了しているが、新しい言葉やスターはどんどん生まれる。私が、新しい「けつまん」作品を生み出さなければ!!ということで、ぱぱっと以下に作ってみました。

 

・ソムスター白鵬(ハムスター速報)

・きょんげきの詩人(進撃の巨人

・ふぉいふぉーん 愛撫(iPhone 5

・どさひ スーパー新井(アサヒスーパードライ

・マンパニーかつお(カンパニー松尾

 

個人的には3番めと5番めがよく出来たと思う。4番目のやつは、カープ好きの方に読んでほしい。

 

と、色々な言葉の遊び方を紹介しているが、最後の「短歌」の項がとにかく山田航さんの気持ちが詰まっていて心を揺さぶられる。この本を作ってくれて本当にありがとう。私も目指したい、職業ワードゲーマー。