砂ビルジャックレコード

カルチャーの住民になりたい

口と指

今年に入ってからなんだかしゃべり足りない日が続く。この怒濤の連休で友人に会ったこともあって、多少このもやもやは薄れていったが、それでもしばらくしたら、しゃべりたい気持ちが戻ってくるだろう。しゃべらないとだんだん自分の脳内辞書の総ページ数が少なくなるような気がする。枕にするにはちょうどいい厚みは欲しいのに。

 

 

贅沢な要望だが、同じ人と喋っていると、その人に伝わりやすい言葉を無意識で使っていて似たような言葉の筋肉だけが盛り上がり、あとの筋肉は骨と皮だけになる。かといって、はじめましての人には、普遍的な言葉とかビジネス文章とかシステマチックな言葉を使わざるを得ない。その筋肉の部分だけモリモリである。

 

 

平日はことあるごとに「よろしくお願いします」と言っているし、書いている。メールの締め方の「よろしくお願いします」に飽きるという感情もどこかへ行ってしまった。たまにでいいので「よろしくお願いします」でなくて、「To be continued...」とか「fin.」で締めれたらいいのに。

 

 

そういえば「よろしくお願いします」って言いにくい。通常言葉に潜む早口言葉である。私の滑舌の問題なのかもしれないが、早く言おうとして思わず「ろ」に英国紳士の魂がやどって、「You'll (be) sick お願いします」と言ってるときがある。あなたは病気になるだろう。お願いします。治療費?保険証?なにを求めているの?

 

 

ほら、早口で言ってみよう。

 

よろしくお願いします

よろしくお願いします

よろしくお願いします

 

英国紳士が宿るタイプだった?「よろしくお願い致します」だと早口にならない。ちょうどよい感じの敬語がジェントルマンにしてくれるのだ。

 

 

 

なんだか、早口言葉が自分の中でブームになってきたことは置いといて、ようはもっと気兼ねなく、いろんな単語を使いたい。言葉の海を縦横無尽したいんです。しゃべりたいんですよ。

 

 

って書き込んでます。

 

 

fin.