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『コードネームU.N.C.L.E』観たマン

映画観たマン

『コードネームU.N.C.L.E』を観た。

 

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ガイ・リッチー大好き野郎として、この待望の新作にずっとわくわくしていた。しかもスパイもの。『スナッチ』や『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』などシブい男を描写するのが得意なリッチー師匠ならこれ以上の組み合わせはない。

 

1963年、冷戦中の世界でアメリカ、ロシア双方のスパイが組んで核爆弾を作成している国際犯罪組織を倒すというあらすじ。手先が器用で、男のエロカッコよさ溢れるほどのスーツ着こなし力で女ったらしの(Womanizerと紹介されていることが気に入った!)アメリカのソロ、感情コントロールが下手だが実直でパワーファイターなロシアのイリヤキンの2人のズレっぷり、凸凹っぷり、そしてその凸凹がバシッとハマる感じがとても気持ちいい。だからバディ・ムービーはやめられない。

 

『ロック、ストック…』や『シャーロック・ホームズ』でも観れたガイ・リッチー的な細かく仕込まれた伏線と、スパイものらしい回収の仕方がとても小気味いい。テンポも自由自在で、間を充分にとったコメディパートの優雅さは思わず叩き笑いをしそうになってしまった。シリアスな運動をした後に食べるワインとサンドイッチって格別なんだろうなあ 。

 

今回のリッチー作品での新しい部分といえば「悪美女の描写」ではなかろうか。1960年代の一周回って新鮮に見えるラグジュアリーな服装やメイクをした女性たちのキャラクター。とくに大ボスのヴィクトリアなんて魔女ですよ魔女。いつもの「ロンドンを牛耳るフィクサー」みたいなものではない悪役も見れたのも良かった。それにしても60年代のファッションって男女問わずかっこいいよなあ。

 

スパイ映画を見ると、一時的にスパイへの憧れが強くなる。ビシっとした服装、最先端のガジェットとそれを操るだけの器用さ、多言語に堪能である言語能力、一瞬の判断と豊富な知識。それを全て兼ね備えているなんて。ほんとひとつでいいから分けてください。今、取り急ぎ自分にできることはジャパニーズ・スパイである忍者の真似して建物の陰を中腰で走るくらいだな。