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林檎と杏

横になって寝る体制に入ったとき、事件は起きた。いじっていたiPhoneの画面が突然青くなってしまったのだ。まったく動かない。目覚ましもiPhoneでまかなっているし緊急事態だ。睡眠モードの身体を引き起こして、急いでPCで対処法を検索。どうやら「ブルースクリーン」というよくあるバグ現象みたいなのだが、そのまとめサイトに載っている復元方法が全く効かないのだ。時刻は2時。青天の霹靂の事態に顔面真っ青になって青林檎を握っている自分。青のフィーバーが揃ったところで、明日に影響すると良くないので、しぶしぶその日じゅうの復元を諦めて寝ることにした。これは3万ぐらいの出費だなあ。。。

 

翌朝、起きてすぐにもう一度復旧作業にチャレンジしたが結果は同じ。数年ぶりに携帯を使わない1日が始まった。やはり暇だと思うと自然にポケットから携帯を探すクセがついている。確実にiPhoneに毒されている。特に、電車で移動するときはひたすらきつかった。暇つぶししたい→なんかないかな→iPhoneで探すの定番パターンが確立してしまっているので、暇さえ潰せない暇地獄。こんなときはそうだ。文庫本の力を借りるんだ。

 

女優・モデルの杏さんの「杏のふむふむ」を買ったままカバンに忍ばしっぱなしだったことを思い出す。これなら電車移動も辛くない。読み始めるとなかなかおもしろい。エッセイ好きの自分にとってまた好きな一冊ができた。読みやすいテンポの良い文章とどこか神秘性のあるストーリー。マタギのおじさんとのエピソードは思わず感情を揺さぶられてしまった。

 

iPhoneを修理業者を持ち込んだら無償交換とのことで不幸中の幸いというか、iPhoneが新しくなったので少しうれしい気持ちが勝っているような気がする。「杏のふむふむ」はまだ読みかけなので(といってもあとすこし)iPhoneをいじる時間を読書に回そう。フルーツに一喜一憂した最近であった。

 

杏のふむふむ (ちくま文庫)

杏のふむふむ (ちくま文庫)