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『しあわせはどこにある』観たマン

『しあわせはどこにある』を観た。

 


映画『しあわせはどこにある』予告編 - YouTube

 

いやあ面白かったなあ。コルネ3部作が大好きな自分にとってサイモン・ペッグは好きな俳優のうちのひとりなんだけど、このロードムービーは彼の人間臭みがフルに溢れだす作品だった。

 

普遍的かつ大難問である「幸せ」の答えを探して世界各地を巡る精神科医ヘクターの各地での表情がとっても素敵だし、中国やアフリカで出会った人々、その道中で出会った人々もキラキラしていて見ていて思わず羨ましくなる。上海ナイトを満喫するタイムラプス動画なんて最高だ。アフリカで出会った人々とあげるパーティーも個人的名場面のひとつ。美味しいご飯が出来るのを待って(できればそれまでにほろ酔いが望ましい)美味しいご飯を食べる。そして酔いがピークに達したらみんなで外に出て音楽を流しながら思い思いにDANCE。数多くの角度から「幸せ」の定義を提案してくれる。お金で買える幸せもあるし、ピンチから脱出することで掴み取れる幸せもある。そして、観ながら考える自分にとっての「幸せ」とは。

 

また、「幸せとは…」から始まるヘクターのメモが劇中、何度か出てくるのも好きだ。できれば、あのトラベリングノート商品化してもらいたい。自分なりの幸せの定義も見つけ次第書き記したい。インクを多めに付けて”ペッタン”するアレもやってみたい。

 

そして、ヘクターのパートナー、クララを演じるのがロザムンド・パイクですよ。いや、確かにすっごい出来た彼女やなあ、こんな数ヶ月の調査(といってもひとり旅)を許してしまう彼女なんだけども、どうしても、どうしても、これは見ている私に100%の非があるのだけども『ゴーン・ガール』のエイミーがチラついてしまうのである。半年ぐらいじゃあのインパクトは消せないぜロザちゃん。(『ゴーン・ガール』の感想も書いてます。)

 

なんかそんなことを考えていたら女優と結婚する人ってどんな気持ちなんだろうという疑問に迷い込んでしまった。ある映画では悪女を演じているのに、別の映画では一発逆転の大発明をしようと苦労する夫を支える妻を演じている。で、普段はとてもあまえんぼ。うー、自分が旦那だったら頭がおかしくなってしまうんだろうな。女優と結婚ってある意味、付き合った女性で他と差をつけたがる性質のある男にとってけっこう幸せな類いに入ると思うんだが、こう考えるとそうでもないみたいだなあ。とはいえやっぱり一度は女優と付き合いたいです。まさみ。はるか。架純。どんと来いや。そうやって、今日もいまだ液晶の向こう側でしか一方的に見かけてない女性とのデートを妄想するのだ。何着て行こう、どこで待ち合わせよう、ご飯は何を食べよう。そういえば東南アジア系が好きって言ってたなあ。。。自分の場合、幸せは脳内に無限にありそうだ。