砂ビルジャックレコード

カルチャーの住民になりたい

岡村ちゃんになりたい、もしくは靖幸ちゃんに

Zepp Tokyo岡村靖幸さんのLIVEを観に行った。

 

 

大変遅ればせながら、ここ1,2年で岡村ちゃんの格好良さに気づいてしまったのだ。

 

世代ではない自分が岡村ちゃんを知ったきっかけはおそらく劇場版の「モテキ」だったと思う。豪快かつ優雅に牛丼をかきこむ麻生久美子を祝福するかのように流れる「カルアミルク」のメロディーは、なんとなく頭の中にこびりついていた。が、そのときは「カルアミルク」という曲名であることも、歌っている人が「岡村靖幸」であることも知らなかった。

 

モテキ」のサントラはすぐに借りた。本当はラストに流れていた夙川の「物語はちと?不安定」を早く手元に欲しかったんだけど。そのときに一緒に入っていた「岡村靖幸」が「カルアミルク」という歌を歌っていることをはじめて認識できた。だんだんこのサントラを聞いているうちに、この曲が好きになっていったし、「カルアミルク」の世界のシティーボーイの遊び方に(決して自分はできないことだけど)憧れを持ち始めた。ちなみに自分はカルアミルクを飲み過ぎて嘔吐につぐ嘔吐を経験して以降トラウマになってる。バーボンソーダは飲んだこと無いから美味しいかどうかわからない。

 

岡村靖幸という人を知っているが、彼を「岡村ちゃん」として認識したのは、去年の「愛はおしゃれじゃない」であった。誰だよ、この格好いい人。あ、カルアミルクの人か!そういえば顔も良く知らなかった。ときめきを感じた自分は気づけば「岡村ちゃん」をYouTubeで検索していた。

 

岡村ちゃんは、去年の氣志團万博であった。モノノフの波に揉まれながら初めて肉眼で観た岡村ちゃんは、遠く小さかった。小さかったけどめちゃくちゃかっこよかった。完璧とはいえない側転があんなにかっこいいのは岡村ちゃんだけだろう。もっと、もっと岡村ちゃんを堪能したい。

 

ということで原稿用紙2枚分程度の「靖幸と私」をお送りすることになりましたがとにかくZeppへ来たわけなのでした。

 

いやあ、岡村ちゃんに痺れて痺れて痺れた3時間でした。昔の曲から、代表曲、最近の曲まで抜け目なくやってくれる岡村ちゃんのセットリストに大満足。もちろん「カルアミルク」も、岡村ちゃんを聞くようになってマイベストワンになった「だいすき」もやってくれた。

 


岡村靖幸 だいすき - YouTube

 

色褪せないMVから醸し出る色気。色気。色気。自分が生まれる前に存在してた素敵な曲を知ると本当幸せであるし、リアルタイムで聞いていた人を羨ましく思う。

 

それにしても、この底なしのフェロモンは一体どうやって出るんだろうか。全くMCをしないことで、”僕らと同じ人間レベル”に降りてこないというのは、ひとつの要因かなと思う。あくまでも雲の上の存在としての岡村靖幸。限りなく違法に近いアーティスト。

 

 

雲の上の存在である方の降臨式に出くわした方のコメント。あの踊りは独特なんだけどすごくかっこよく見える。岡村ちゃんしかかっこよくできないのだろうけど、まずは「Let's go!!」と言ってから踊るところから始めてみるし、きれいなターンや不格好な側転も習得したい。

 

自分とは違う星の人がやってきて、幸せと愛をひたすら撒き散らすのを楽しんでいる。そんな空間だった。異性だけでなく我ら同性までもメロメロにしてしまうのは誰だ。そう、靖幸ちゃんだぜええええ!!!!