砂ビルジャックレコード

カルチャーの住民になりたい

グラニー・ボーイ・スミスJr.

おしゃれぶって、表参道で買い物をしてたら、アップルパイのお店があったので、

おしゃれぶって、カフェタイムをとった。

 

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はじめまして アップルパイおじさんです。 #applepie #grannysmith #cafe #アップルパイおじさん

 

アップルパイの「温」と、アイスクリームの「冷」のコンビネーション。

その「温冷」の「甘」をコーヒーの「苦」で流し込むコンビネーション。

この両端達をゆったりと楽しむ空間が心地よい。

ああ、表参道ってこんなに素敵な場所なんだなあと、田舎者しか味わえない幸せに浸っていた。

 

アップルパイのりんごも熱が加わって、酸っぱさが残りつつも甘さが深くなっているし、果肉の食感も程よく(アルデンテという表現が正しければ使いたいが、)残っている。

 

自分の中(通称:俺グーグル)で「アップルパイ」を検索すると、一番上にヒットするのが「母なるりんご」である。

これは、美味しんぼ14巻に収録されている話で、この巻のメインタイトルになっている。

容易に想像できると思うが、山岡士郎がうまいアップルパイ(結婚を拒む男の母親のアップルパイ)を食わせて万事解決という話なんだけど、ここでは酸味のある紅玉という品種が調理するには最強!みたいな解説がなされている。

その影響で、子どもの頃に「母なるりんご」を読んだ自分としては、「アップルパイ=酸っぱいりんご」みたいなイメージがこびりついている。

このアップルパイの品種がメニューに載っていたので、バニラアイスと絡めながら、スマホで調べる。ほうほう、酸味があって調理用にも適しているだと。まさしくアップルパイにうってつけじゃないか!と、美味しんぼで得た知識とリンクさせてにやにや。気分は栗田さん。料理漫画で得た知識や、料理そのものを実際に体験できることの気持ちよさってあると思う。

 

洒落たアップルパイのせいで、「美味しんぼ」が無性に読みたくなり、その14巻を久しぶりに読み返した。母なるりんごの次に、収録されていたのが「ポテトボンボン」という話。

この「ポテトボンボン」、冷めた厚切りのポテトチップスをもう一度熱すると球状に膨らむという、未だ理解出ていない仕組みで完成する料理。そして、このポテトボンボンを肉眼で見たことが一度もない。果たして、生きている間に「ポテトボンボン」に出会えるのだろうか。