砂ビルジャックレコード

カルチャーの住民になりたい

太陽系握力合戦(『ライフ』観たマン)

『ライフ』を観た。

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我々、地球人は地球を知り尽くしてしまったからだろうか。宇宙にしかロマンを見いだせなくなっている。もしかしたら二度と戻ってこれないかもしれない。しかし、もしかしたら地球以上の環境があるかもしれない。地球では考えられない事象を探しに宇宙へと飛び立つ。

 

非常にまどろっこしい言い方をしてますが、またもや宇宙からの脱出系映画が誕生したというわけでございます。火星の調査から採集した地球外生命体を弄っているうちに、地球人の頭では考えられない進化が起こってさあ大変というお話である。もちろん地球外生命体はじょうじじょうじ言う黒い虫でもなければマット・デイモンでもない。

 

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火星にはマットがいるが、ISSにはジェイク・ギレンホールがいるし、真田広之もいる。『サンシャイン2057』でもクルーを努めた真田氏なら心強い。しかし、侮るなかれ、この火星で見つけた地球外生命体は非常に厄介なやつだ。関節がないから可動域に制限がない。軟体動物のように対象に近づいては、凄まじい力で握りつぶすのだ。(このあたりの描写に関しては予告編を見ていただきたい)この地球外生命体vs宇宙飛行士たちの戦いを目撃し、観客の私たちは希望と絶望の感情が入れ替わり立ち替わりである。人間負けんな。

 

この地球外生命体の生態に私は、ある人を思い出した。牙などの鋭利なものを持たず、自分の肉体だけで握りつぶすファイトスタイル。そう、花山薫である。握撃という攻撃方法を知ったときの衝撃に近い感動をおぼえた。「握力× 体重×スピード=破壊力」という方程式でいうならば、この地球外生命体は体重とスピードに劣るが、なによりも、体すべてを使って握るという離れ業をやってのける。(ということは「握力× 体重×スピード=破壊力」という方程式も宇宙では当てはまらないのだろうか・・・)宇宙は広い。。。

 

地球代表、人類代表として、花山薫先生にはこの地球外生命体との握力合戦をしていただきたい。この映画を最後までご覧になった方は、わかると思いますが、ああなると、なんとなく花山薫と相まみえるような奇跡が起こりそうなんですけど、、、、私の話、火星まで飛躍してますかね?

 

 

感覚派になりたい

頭と体がしっかりシンクロしないような感覚に陥っている。

 

たとえば、街で人とすれ違うときに直感的にこの人は、自分から向かって右に避けるだろうなと思っているのに体は右に動いている。そして、結果としてお見合いしてしまい、あわあわする。そこで許されるならばジャンガジャンガしてこれはひとつのショートコントだとして紛らわしたくなる。

 

自分の直感を疑ってるわけではないが、頭でっかちになりすぎて、直感的な行動にブレーキをかけている感覚に近い。もっと直感を信じたらいいのに。直感による失敗を“大失敗“だという価値観が徐々に芽生えてきていて、それもひとつの要因なのかもしれない。

 

考えた結果こその決断が正しい。これは間違ったことではないのだが、その分析と直感のバランスがうまくいかないもので、それで、シンクロしない感覚に陥っている。考えたけど、直感と真反対の方角にすすむから不安を持ったまま動くのも、よりチグハグになる原因なんだろう。

 

これってもしかして、ひとつの老けのかたちなのかもしれない。無邪気なときは、いい意味で考えずに行動することがよいことがあったはずだ。結果や見返りという誘惑の良さを知ってしまったのもある。「なんか、こっちかな〜?」ぐらいの判断基準も残していかなければいけない。「思いついたけど、これやったところでなあ。。。」という消極的な考えもついでにやめておこう。やっちまったら笑い飛ばす。攻撃的に。

 

ふと、自分に生じた違和感を見つめ直してみると、ブルース・リーの“Don't think. Feel”という言葉が、無意識の中からにじみ出てきた。水のように柔軟に。慎重かつ大胆に。今こそヌンチャクを習うときがきたのかもしれない。

 

 

ダルシムの現代解釈(『コンビニ・ウォーズ~バイトJK VS ミニナチ軍団~』観たマン)

『コンビニ・ウォーズ~バイトJK VS ミニナチ軍団~』を観た。

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自分の親が芸能人やセレブリティだったら、どんな人生を送っていたのだろうか。親と同じ職業?すがすがしいほどの七光を浴びる?それとも非行に走る?彼らなりの苦労はあるけども共感できるはずなんて無いから、好きなだけ妄想しちゃえ。『コンビニ・ウォーズ』は、ジョニー・デップの娘であるリリー=ローズ・メロディ・デップ(切れ目がわからない)の主演作だ。バディをつとめるハーレイ・クイン・スミスのお父さんはこの映画の監督。そう、誤解を恐れずに言うならホームムービーだ。

 

コンビニでバイトするJK2人が、 ひょんなことから、地下で眠っていたミニナチ軍団を(ミニなのが重要)起こしてしまったことからはじまるシュールなコメディだ。、、、ってか、こんなあらすじは、どうでもいいのだ。とにかく、リリーとハーレイ・クインスミスばっか見ておいてニヤニヤしておけばいい。かわいい女の子たちがキャピキャピ跳ねながらツインボーカルをやっているという映像だけでもう私は、ごちそうさまなのです。

 

ちなみに原題は"Yoga Hosers"。hoserとはカナダスラングで「野郎」とか「バカ」という意味である。実際、ヨガがこの映画の鍵になっていて、インチキなヨガをしながら、JK2人がだべっているシーンが随所にある。その空気の緩さがこっちまで伝わってきて、心が狭くなる日常のことなんてちょっと忘れてしまうのです。そして、物語のクライマックスで、いかにもコメディ映画的なヨガの使い方に私はこう思うのです。それはダルシムの現代解釈だと。でも、許しちゃう。底知らずに楽しむJKってキラキラしてるもん。

 

じゃあ最後にコンビニあるあるいきます。

コンビニのバイト店員、ジーンズ履きがち。